FX/為替「円ネットショート4週間ぶりに10万枚を割り込む」【今週のIMMポジション】2022/5/30

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート4週間ぶりに10万枚を割り込む

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング3週連続増加

▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットショートわずかに増加

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットショート4週間ぶりに10万枚を割り込む】
5月24日時点で円のポジションは、ドルに対して9.9万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが小幅に積み増されたことから、ネットショートは前週から0.3万枚減少。
期間中のドル/円相場は、米長期金利の低下とともに126.36円前後まで下落した。
約1カ月ぶりに126円台前半へと調整含みで推移する中、ごく一部ではあるが円に対する強気な見方が台頭したようだ。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットロング3週連続増加】
5月24日時点でユーロのポジションは、ドルに対して3.9万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングは積み増され、ショートが取り崩されたことで、ネットロングは前週から1.9万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は、欧州中銀(ECB)のラガルド総裁による発言で7月利上げ期待が高まり、1.074ドル台へと上昇。
投機筋の間では、ユーロ相場の底入れ観測とともに先高への期待が広がりつつあるようだ。

ポンド/ドル

IMMポジション ポンド/ドル

ポイント

【ポンドネットショートわずかに増加】
5月24日時点でポンドのポジションは、ドルに対して8.0万枚の売り越し(ネットショート)。
ロング・ショートともに大きな増減がなかったため、ネットショートは前週から0.1万枚の小幅増となった。
期間中のポンド/ドル相場は、英4月雇用統計の結果を受けた英中銀(BOE)の引き締め観測に伴うポンド買いが優勢となったことなどから一時1.260ドル台を回復した。
ただBOEの引き締めが英経済の悪化を招くとの懸念もくすぶる中、投機筋は積極的な取引を控えたと考えられる。


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IMMポジション


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f:id:gaitamesk:20191106165135p:plain 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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