FX/為替予想「ドル/円はしばらく膠着相場か？」ひろぴーの実践！ＦＸトレードストラテジー

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今週前半は特段大きな材料もなくクロス円を中心に大きく上昇、そして本日午前中からは下げ基調に転じております。

大きなトレンドの後はこういった方向感がよくわからない相場が訪れますが、今年に入ってからのドル/円、クロス円の大きな上昇からくる反動なのでしょうか？
レンジ相場もいつもより非常に大きなものとなるかもしれません。
レンジといえど、通貨ペアによっては2-4円の値幅で行ったり来たりを繰り返す可能性もあります。
特に今週前半はこれといって材料がなかったのですが、クロス円が大きく急騰しました。
しばらくこういった値動きが続きそうです。

基本静観で良いと思いますが、トレードをする場合、大きなレンジ相場を意識してエントリーを心がけると良いかもしれません。

高値圏推移、間も無く１カ月

USD/JPY 日足

ドル/円の日足分析からです。
大きく上昇を演じ、この１カ月近くは天井圏で揉み合い継続となりました。
おおよそ、世間はこのレート水準を見慣れてきましたので、調整相場に入るとしたらこのタイミングからでしょう。下落するか、この価格帯でもう１カ月ほど横ばいで推移をするか、を予想します。
RCI的には下落を示唆しておりまして、+80ラインを割り込み始めました。0.00ラインのミドルラインを割り込みはじめるころに下落トレンドは加速しやすくなるのでご注意ください。

仮にこの調整下落を終えるには、RCI26が少なくともミドルラインを割れて-80を割り込んでもローソク足の実勢価格が下落をしないパターンが存在します。

その場合は、再度上昇トレンド再開のチャンスがあると思います。
ただし、それまでは戻り売りのほうが経験上無難であることが多いので、しばらく大きく上昇を狙ったロングトレードは控えておいた方が良いと思います。（ざっくり２〜４週間は直近高値超えを大きく狙ったトレードを控えたいという意味です。）

珍しく移動平均線を表示しておりますが、21日移動平均線（１カ月移動平均）もローソク足実体が下回ってきたので、やはり一度、調整なのかなと、個人的には感じます。

調整下落がある場合のターゲットは？

USD/JPY 4時間足

次に、ドル/円4時間足に時間軸を落とします。
調整のターゲットは127円のサポートライン、125円の38.2％押しの二つをピックアップしました。
正直125円まで下げることはファンダメンタルズをどう考慮してもなかなかあり得ないと思っているのですが、その有り得ないという水準まで到達することが相場です（笑）
今年前半に130円突破は誰もが予想できなかったように、深い調整も考慮に入れておくと良いでしょう。
そのほか、現実的な水準としては127円のサポートライン付近でしょうか？
直近のサポートラインを割れて、ダマシとなり、下ヒゲなどで戻るというような値動きも予想しております。
後者のシナリオの場合は、しばらく127-130円での推移が続くように思えます。

豪ドル/円日足は調整完了？

AUD/JPY 日足

もう一つは豪ドル/円の日足チャートです。
大きな調整が入りました。３段下げまで行くのかはわかりませんが、次の下落は買い向かうつもりです。
先週は87円付近まで調整し、半値押しとなりました。
ここ数日は、再びコモディティ価格の上昇を受けて豪ドル高で推移をしています。また中国のロックダウンが6月から解除方向で調整されているという報道から、ポジティブに反応したようです。
中国は世界の工場ですから、製造業の仕入れ部品は中国頼みであることが多いです。
先進国のモノの供給は向こう数カ月鈍化する恐れもあり、それがこの１カ月クロス円に影響したと予想します。
中国経済が通常運転に戻るのであれば、買いトレンドにクロス円は再び戻ると考えます。
リスクオフではすでに円はもう買われにくくなっておりますので、深い押し目は中長期的には絶好の買い場となるのではないでしょうか。
87-90円で値固めを予想し、買いトレードに方針を再び切り替えていく予定です。
しばらく調整相場を意識し、中期的なポジションを取る前提の内容としてまとめてみました。ご参考まで。

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