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FX/為替予想「豪ドル/円は反発?注目の米CPIでいったん材料出尽くしか。」短期トレード 即効チャージ!豪ドル 2022/5/11

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、為替情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・豪中銀(RBA)が消費者物価指数(CPI)のほかに注視するのが賃金指数。この賃金の伸びが前年比3%を超えるのをRBAは目安にしている。2021年10‐12月期前年比+2.3%。2022年1‐3月分は5月18日発表

・3月分の豪雇用者数は1.79万人増と堅調ながらも予想の3.0万人増を下回る。

・4月27日発表の豪2022年1‐3月期 CPIは前年比+3.7%(トリム平均)とRBAの目標レンジ(2~3%)を突破。市場の予想(同+3.4%)を大きく上回る結果となった。

・5月3日のRBA理事会で政策金利を市場予想(0.25%)を上回る0.35%へ利上げを実施。保有国債については満期償還させる方針を明らかにした。

・5月6日に公表されたRBA四半期金融政策報告では、「今後さらなる利上げが必要となるだろう」と追加利上げを示唆。

・中国、上海では新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向にあるものの、依然としてロックダウンは解除の見通しはたっていない。上海では一部地域で規制強化。北京でも規制が強化されてほぼロックダウン状態(5月9日時点)。

・WTI原油価格は、中国のロックダウンが長期化しており先行きが見通せないことで需要減退懸念が根強い。1バレル=99ドル台まで下落(5月10日)。

今日のメインシナリオ

豪ドル/円は反発?注目の米CPIでいったん材料出尽くしか。

本日は、市場の注目となっている米4月CPIの発表が控えている。予想(前年比+8.1%)や前回(同+8.5%)を上回らなければ、材料出尽くしとなり、米ドル買いの勢いも一旦収まりそうだ。これまで市場では「米国のインフレが高止まりすることで、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めのペースを早めるのでは?」との警戒感から、「世界的な株安」「米ドルが買われやすい」状況となっていた。
一方、中国では上海と北京における感染対策の規制を強化している。中国のロックダウン長期化による世界経済の減速懸念は、「原油などの資源価格の下落」につながりやすく、資源国通貨の豪ドルにとってはネガティブ材料となる。
米4月CPI発表後の豪ドルの買い戻しは限定的となりそうだ。

個別の想定シナリオ

■米4月CPIの結果発表
⇒材料出尽くしで、米ドル買い相場に調整
⇒豪ドルは対米ドルで買われやすい

■中国のロックダウン長期化による世界経済の見通し不透明感
⇒資源需要減退懸念
⇒資源価格下落
⇒資源国通貨の豪ドルは売られる

チャート分析

今後の注目材料

米4月CPI

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り、豪ドル/米ドルは雨となっている。豪ドル/円のRSIで、1時に買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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