シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート増加】
3月1日時点で円のポジションは、ドルに対して6.9万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートの積み増し度合いが大きかったことから、ネットショートは前週から0.6万枚増加。
期間中のドル/円相場は、114円台半ばから115円台半ばでもみ合った。
そのような中、投機筋の間ではウクライナ情勢の緊迫化を受けた有事のドル買いで、円が下落するとの見方がやや優勢だったと考えられる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング増加】
3月1日時点でユーロのポジションは、ドルに対して6.5万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングの積み増し度合いが大きかったことから、ネットロングは前週から0.6万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は、ウクライナ情勢を受けた地政学リスクとエネルギー供給への不安から1.1089ドル前後まで下落し約1年10カ月ぶりの安値を付けた。
そのような値動きの中でも投機筋はユーロの買い持ち(ロング)を増やしており、ユーロに対する押し目買い意欲が強かったようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットポジション中立】
3月1日時点でポンドのポジションは、ロングとショートが概ね同数でほぼ中立。
ロングが小幅に積み増しされたことから、前週の0.6万枚のネットショートが消滅した。
期間中のポンド/ドル相場は、ウクライナ情勢を巡る有事のドル買いの影響から一時1.3273ドル前後まで下落した。
約2カ月ぶりの安値水準へと下落する中、投機筋の一部はポンドの押し目買いに動いた模様だが、それ以外に大きな動きはなく、多くは様子見姿勢だったと見られる。
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IMMポジション
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