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FX/為替見通し「ウクライナ情勢。豪ドルが買われる理由。」週刊為替レポート ハロンズ 豪ドル/円、NZドル/円 2022年03月05日

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目次

▼今週の振り返り
▼ウクライナ情勢は引き続き警戒も…
▼インフレ率が低い豪が好まれる?
▼テクニカル的には…
▼3/7 週のイベント
▼一言コメント

ウクライナ情勢。豪ドルが買われる理由。

今週の振り返り

週末の間に欧米諸国がロシアのウクライナ侵攻への制裁としてロシアの一部銀行をSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除することを決定。2月28日はドルストレートやクロス円は前週末終値から大きく下落(米ドル買い、日本円買い)して週初を迎えました。その後、ウクライナとロシアが停戦協議への期待から週末に膨らんだ過度のリスクオフは一旦後退。ドルストレート、クロス円も大きく開けた窓を閉じる形となりました。1日にはロシアの攻撃が再び激化したことからリスクオフの動きが再燃。特にウクライナ・ロシアと地理的にも近く、ロシア産の天然ガスや原油への依存度が高いユーロへの売り圧力が強まりましたが、豪ドルやNZドルは①エネルギーや小麦などの穀物といったコモディティ価格の上昇、②地理的にウクライナ、ロシアから遠いといった理由からこの日を境にじりじりと下値を切り上げる展開となりました。3月4日の東京時間にはロシアがウクライナのザポロジェ原発に攻撃を開始し火災が発生したとの報道を受けて市場は日経平均株価が前日比700円超下落するなど一気にリスクオフへと傾き、豪ドル円は84.75円付近から84.16円まで、NZドル円も78.63円から78.06円まで下落する場面も見られたが、その後火災は重要施設には影響ないとの報道を受けて買い戻される展開となりました。今週もウクライナ情勢が外国為替相場のメインドライバーとなりましたが、リスクオフ時の豪ドル、NZドルへの影響は比較的小さいものとなりました。また、1日にはRBA金融政策会合が開催され、政策金利は0.10%で据え置かれたほか、これまで通り「忍耐強く待つ準備がある」と言うワードを繰り返しましたが、市場予想通りと言うこともあり反応は限定的となりました。

ウクライナ情勢は引き続き警戒も…

これまで、ウクライナ情勢の悪化は米ドル買い、日本円買いの典型的なリスクオフの動きとなり、ウクライナ、ロシアと地続きのユーロはもちろんのことですが、豪ドルやNZドルも売られてきました。ただ、2月29日辺りから市場の反応が変わってきています。まず、①ウクライナやロシアは原油、天然ガスなどのエネルギー資源や小麦、トウモロコシと言った穀物、鉄鉱石やパラジウムなどの鉱物資源と多岐にわたる資源を海外に輸出していました。そういった資源の輸出が停止するといった懸念からコモディティ価格が大幅に上昇しています。②地理的に見てもオーストラリアやニュージーランドは南半球でウクライナ、ロシアからは遠いこと。③豪はインフレ率こそ欧米やNZと比べると低いものの、経済の回復も堅調であること。と言った理由から、ウクライナ情勢がリスクオフの動きに傾いても、通常のリスクオフ時とは違い「嗜好されやすい通貨」と変わっています。4日の東京時間の様に「ロシアが原発に攻撃を始めた」などと言った状況を大幅に悪化させるような材料が出なければ、豪ドル、NZドルは底堅い動きをすることとなりそうです。

インフレ率が低い豪が好まれる?

3月1日に行われたRBA理事会では、政策金利を0.10%に据え置くとともに、ウクライナ情勢は新たな不確定要素でありコモディティ価格の上昇がインフレを押し上げていると声明で指摘しました。元々、2月11日にロウRBA総裁が「あと2回四半期消費者物価指数(CPI)を見てインフレ高進の持続を確認したい」と発言していたので、市場ではRBAの決定は想定内。豪ドル相場への影響はほとんどありませんでした。これまで、豪のCPIは他の主要国と比べ明らかに伸びが鈍く(図1参照)、これがRBAが利上げを急がない一因となっていました。ところが、ウクライナ情勢の悪化から原油や穀物をはじめとしたコモディティ価格が上昇し、世界中でインフレ加速の懸念が台頭しています。これは豪にとっても同様のことが言えるのですが、前述の通り豪のインフレ率は他の先進国と比べると鈍かったため、他の国と比べるとインフレに対する余力が残っているとも考えられます。そういったことも豪ドルが嗜好されやすい一因とも考えられます。

図1:主要国の消費者物価指数
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テクニカル的には

上値は2021年5月10日高値の85.800円から同年10月21日高値の86.252円のゾーン(図の黄色い帯)が目途として意識されそうです。下値は現時点では日足一目転換線が83.500円付近に位置しています。82円台には日足基準線や日足雲上限、週足の転換線もありますのでサポートとして意識されそうです。

【豪ドル/円 日足チャート 一目均衡表】

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出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:
AUD/JPY:83.00-87.00、NZD/JPY:76.00-80.00

3/7 週のイベント:

03/05 (土) 中国 全国人民代表大会 開幕
03/07 (月) 未定 中国 2月貿易収支(米ドル)
03/08 (火) 09:30 豪 2月NAB企業景況感指数
03/09 (水) 06:45 NZ 10-12月期四半期製造業売上高(前期比)
03/09 (水) 08:30 豪 3月ウエストパック消費者信頼感指数
03/09 (水) 10:30 中国 2月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)
03/09 (水) 10:30 中国 2月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)


執筆:中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka

一言コメント:

6日(日)に3回目のブースター接種(モデルナ)の予約が取れました。そして翌日7日にはストックボイスの出演が決まりました。ワクチン接種は早くやっておきたいし、ストックボイスはオファーが嬉しくて即快諾。と気持ち優先で深く考えずに動いた結果です。7日は気合で熱が出ないようにします!


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