豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日の豪ドル トレードシナリオ
ここまでの相場
・豪2021年第4四半期 消費者物価指数(CPI)は前年比+2.6%(トリム平均)と豪中銀(RBA)の目標レンジ(2~3%)の中央値を突破。
・RBAがCPIのほかに注視するのが賃金指数。この賃金の伸びが前年比3%を超えるのをRBAは目安にしている。2021年第4四半期前年比+2.3%(最新)。
・1月分の豪雇用者数は1.29万人増と1月は新型コロナの感染拡大があったにもかかわらず堅調な結果。失業率は4.2%と2カ月連続で2008年8月以来13年ぶりの低水準。
・2月1日のRBA理事会で量的緩和を2月10日を最後に終了、近い将来の利上げは示唆せず。次回の理事会は3月1日。
・2月19日に豪国防省が「同17日に豪哨戒機が中国艦船からレーザー照射を受けた」と発表。同20日にモリソン豪首相は「威嚇行為だ」と中国を非難。
・「あと2回四半期CPIを見てインフレ高進の持続を確認したい」(ロウRBA総裁 2月11日の議会経済委員会での発言)。
・WTI原油価格はロシアのウクライナ侵攻を受けて一時95ドル台まで上昇も、「ロシア側に停戦の準備あり」との報道を受けて91ドル台まで下落(2月25日終値)。
・ウクライナ情勢への侵攻を受けて、ロシアはSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除される。
今日のメインシナリオ
ウクライナ情勢のヘッドラインに警戒。エネルギー価格上昇で豪ドルは?
SWIFTからのロシア排除を受けて、外国為替市場ではリスクオフの米ドル買い、日本円買いが強まり、豪ドル/円は82.45円前後と25日終値(83.55円前後)から大きく値を下げて取引開始。ただ、ロシアとウクライナが協議を行う可能性も浮上しており過度の警戒感は一旦後退している。本日もウクライナ情勢のヘッドラインに一喜一憂する相場となる。状況悪化はリスクオフで米ドル買い、円買い。状況に好転の兆しが見えればリスクオンの米ドル売り、円売りとなる。個別の想定シナリオ
■ウクライナ情勢のヘッドラインに一喜一憂
⇒状況悪化ならリスクオフ、好転ならリスクオン
⇒リスクオフなら豪ドルは売り、リスクオンなら豪ドルは買い
チャート分析
注目材料
ウクライナ情勢
エネルギーをはじめとしたコモディティ価格動向
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルはともに曇り空。8時に豪ドル/円、豪ドル/米ドルのRSIで買いシグナルが点灯している。
【情報提供:外為どっとコム】
<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>
- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
豪ドル ちょい足し情報
ロシアのウクライナ侵攻を受けて世界各国がロシアへの非難を強めている中で、中国はロシア産の小麦の輸入量を増やし、侵攻を黙認しています。これを指しダットン豪国防相は「中国はロシアの邪悪な同盟」と非難しています。
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