シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート 5週ぶりに増加
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング2週連続増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート 5週ぶりに増加】
2月15日時点で円のポジションは、ドルに対して6.6万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが取り崩されたことから、ネットショートは前週から0.7万枚増加。
期間中のドル/円相場は、一時116.34円前後まで上昇したが、その後はウクライナ情勢の緊迫化を受けて115円台前半へと反落した。
そのような相場展開にもかかわらず、投機筋は円ショートを手仕舞うどころか、むしろ増やしている。日銀が指値オペを実施し、金融緩和を長期間維持する姿勢を改めて示した事が意識された可能性もありそうだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング2週連続増加】
2月15日時点でユーロのポジションは、ドルに対して4.8万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートの取り崩し度合いが大きかったことから、ネットロングは前週から0.9万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は、ウクライナ情勢への警戒感から1.1495ドル前後から1.1280ドル前後へと下落した。
そうした中、投機筋の動きはショートカバー(売り手の買戻し)が主流だったと見られ、ユーロの先高観は維持されているようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロングへ転じる】
2月15日時点でポンドのポジションは、ドルに対して0.2万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングが積み増され、ショートが取り崩されたことから、約3カ月ぶりにネットロングへ転じた。
期間中のポンド/ドル相場は、1.35ドル台を挟んでもみ合う展開。
ウクライナ情勢の緊迫化で市場が揺れ動く中にもかかわらず、投機筋の見方はポンド強気に傾いた。英中銀(BOE)が3月に追加利上げを行うとの見方が先高観の支えになっているようだ。
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IMMポジション
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