ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日のポンド トレードシナリオ
ここまでの相場
・北アイルランド議定書を巡り1月24日にシェフチョビッチEU副委員長とトラス英外相が面談をし、建設的な協議が出来たとのこと。今後も問題解決に向け協議を続けることになった。
・英国内では2月17日の新型コロナ新規感染者数が5万1899人と前日とほぼ同水準。
・2月3日のイングランド中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)で0.50%へ0.25%の利上げ(市場予想通り)。MPCメンバーの9人中4人は0.50%の利上げを支持。
・ウクライナ情勢への地政学リスク懸念。
・英12月失業率(ILO方式)は4.1%と前回(4.1%)と変わらず。
・英1月消費者物価指数(CPI)は前年比+5.5%(前回は同+5.4%)とインフレは加速。
今日のメインシナリオ
ウクライナ情勢最優先!購買意欲は物価上昇率を上回れるか?
ウクライナ情勢に関するリスクオン・オフの材料に一喜一憂する相場となっている。ただし、事実としてウクライナ東部で親ロシア派との争いはヒートアップしているようなので、リスクオフ材料にはより強く反応することとなりそう。現時点ではポジションを大きく傾けて週末を迎えるにはリスクが高すぎる。特に米国は21日(月)が祝日休場となるのでポジション調整(リスク回避のドル買い)が入りやすい状況。ポンド独自の材料としては本日発表される1月の英小売売上高に注目したい。エネルギー価格の高騰で物価は上昇している。その物価の上昇を差し引いても消費が上向いていたか(小売物価指数を小売売上高の数値が上回ったか)、英国内では1月上旬にピークを打ったオミクロン株がどれほど経済に影響を与えたのか。ウクライナ情勢への警戒感により経済指標の結果には大きく反応はしないと思うが、今後の英国の金融政策を占う上でも結果には注視しておきたい。個別の想定シナリオ
■ウクライナの地政学リスク警戒
⇒リスクオン・オフどちらの材料にも反応しやすい
⇒方向感を決めずに動いた方向についていく
※ただし、リスクオフへの反応の方が強くなるでの要注意
■強い英小売売上高の結果
⇒物価上昇も英国経済は堅調
⇒利上げ幅拡大期待でポンドは買い
⇒ウクライナ情勢への懸念からポンドの上値は限定的
⇒ポンド/円の上値は重い(短期的に見ると)
チャート分析
注目材料
ウクライナ情勢
英1月小売売上高
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は快晴、ポンド/米ドルは曇り空。ポンド/円のMACDは13時に買いサインが点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
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- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
ポンド ちょい足し情報
英国の1月の小売物価指数は前年比+8.0%、本日発表される小売売上高の値段変動の大きい自動車燃料を除いたものが前年比+7.9%予想となっている。予想通りであれば英国の消費は単純計算では物価上昇率をやや下回ることとなる。予想かつ、小売物価指数を上回る結果となれば短期的にもポンドにも買い圧力がかかりそうだ。
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