ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日のポンド トレードシナリオ
ここまでの相場
・北アイルランド議定書を巡り1月24日にシェフチョビッチEU副委員長とトラス英外相が面談をし、建設的な協議が出来たとのこと。今後も問題解決に向け協議を続けることになった。
・英国内では2月6日の新型コロナ新規感染者数が5万4095人と2021年12月12日以来最少。
・2月3日のイングランド中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)で0.50%へ0.25%の利上げ(市場予想通り)。MPCメンバーの9人中4人は0.50%の利上げを支持。
・ウクライナ情勢への地政学リスク懸念。
・英11月失業率(ILO方式)は4.1%と前回(4.2%)よりも低下。
・英12月消費者物価指数(CPI)は前年比+5.4%とインフレは加速。
・ジョンソン首相ロックダウン下での度重なるパーティー疑惑で支持率低下。
今日のメインシナリオ
ポンドは実弾発射も、米ドル、ユーロの希望的観測が上回る…
2月3日のMPCでは市場予想通り政策金利を0.50%への0.25%の利上げを実施。注目されていた利上げペースに関しては「今後数カ月の緩やかな引き締めが必要」と全員が一致。総額8950億ポンド(139兆円)にも上る量的緩和の引き締め(QT)については、「満期償還金の再投資は直ちに終了」と市場の予想以上にタカ派に傾斜していた。ただその後、欧州中央銀行(ECB)がハト派からタカ派に一転したことや、「マイナスもあり得る」と言われていた米雇用統計が予想外に強い結果だったことを受けて欧米の金利先高観が強まった結果、既に利上げを開始しているポンドはユーロや米ドルに対してはサプライズ感や期待値に劣り弱含む展開となった。更に米ドル/円は上値が重いことでポンドは日本円よりも弱い展開に。金融政策面で見ると今後数回のMPCで連続利上げが期待できる一方で、ジョンソン首相の政治的な不透明感がポンド上昇の足を引っ張っている。ウクライナ情勢への警戒感もありリスクオフの動きに繋がりやすい状況も続いている。個別の想定シナリオ
■米欧の金融政策に対する驚きと期待がポンドのそれを上回る
⇒ポンドは対米ドル、対ユーロで売られやすい
⇒ポンド/円は下げやすい
※BOEは利上げサイクルに入っている
⇒ポンド売りは長続きしない
■ポンド/円は米ドル/円とポンド/米ドルの組み合わせ
⇒ポンドは対米ドルでは売られやすい
⇒米ドル/円は上値が重い
⇒ポンド/円は下げやすい
チャート分析
注目材料
英国内の政治不透明感
ウクライナ情勢
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円、ポンド/ドルともに快晴。ポンド/円の移動平均は14時に買いサインが点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
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- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
ポンド ちょい足し情報
英国ジョンソン首相のパーティー疑惑通称「パーティーゲート」により、ついに与党重鎮からも「自主的退陣」を求める声が上がり始めている。既に所属議員からも党首解任を求める手紙が届き始めており、「解任は不可避」との声も。時間の経過とともに逃げ切ろうとしてる(らしい)ジョンソン首相の逃げ道は徐々に狭まっているようだ。
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