ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日のポンド トレードシナリオ
ここまでの相場
・北アイルランド議定書を巡り1月24日にシェフチョビッチEU副委員長とトラス英外相が面談をし、建設的な協議が出来たとのこと。今後も問題解決に向け協議を続けることになった。
・英国内では1月30日の新型コロナ新規感染者数が6万2399人と2021年12月14日以降の最少人数。
・2021年12月16日BOEは市場予想に反して0.15%の利上げ。次回会合は2月3日。市場は利上げ予想。
・ウクライナ情勢への地政学リスク懸念。
・英11月失業率(ILO方式)は4.1%と前回(4.2%)よりも低下。
・英12月消費者物価指数(CPI)は前年比+5.4%とインフレは加速。
・マン英金融政策委員会(MPC)委員、追加利上げ支持を示唆。
・ジョンソン首相ロックダウン下での度重なるパーティー疑惑で支持率低下。
今日のメインシナリオ
利上げは織り込み済み。政治不透明感とウクライナ情勢がポンドの上値を抑える
米国の金融引き締めへの警戒感からくるリスクオフのドル買いは一服しているが、米利上げペース加速への警戒感から米ドルが買われやすい状況は続いている。イングランド銀行(BOE)のMPCを2月3日に控え、市場ではほぼ利上げが織り込まれているためポンドの上昇余地は少ない。ジョンソン首相のロックダウン下での度重なるパーティー疑惑に対して首相や与党の支持率は下がっている。ウクライナ情勢への警戒感もありリスクオフの動きに繋がりやすい状況は続く。ポンドの上値は重そうだ。個別の想定シナリオ
■米金融引き締めへの警戒感からリスクオフ再開
⇒世界的に株価大幅安
⇒リスクオフのドル買い
⇒ポンドドルは下落
⇒ポンド円も下落
■ウクライナ情勢への警戒感は依然として強い
⇒警戒感が強まるとリスクオフの動きとなる
⇒欧米株価の下落
⇒ポンド円も下落
■既に今週のBOEでの利上げは織り込み済み
⇒ポンドの買い要因にはならない
⇒ポンドの上値は限定的
チャート分析
注目材料
米国の金融引き締め加速警戒による株価動向
ウクライナ情勢
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円、ポンド/ドルともに快晴。ポンド/円の移動平均は11時に買いサインが点灯。
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ポンド ちょい足し情報
通常、各国の金融政策会合はBOEやECB(欧州)、BOJ(日銀)など中央銀行名を略して表すことが多いが、英国の場合は金融政策委員会をMPC(Monetary Policy Committeeの略)と呼ぶことからMPCとも呼ばれる。
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