おはようございます。
■主要通貨ペアの前日の動き
出典:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の提示レート(Bid)をもとに作成
■三極通貨(ドル、ユーロ、円)
ドル/円が114.33円、ユーロ/円が132.99円、ユーロ/米ドルが1.1630ドルでオープン。20日の為替市場はドルが小幅安。好調な米企業業績、コモディティ価格上昇、主要中銀による利上げを急がない姿勢などが引き続き投資家マインドを押し上げている。ドル/円は、5・10日の東京仲値における需給期待から下値を切り上げると、一時114.70円と約3年11カ月ぶりの高値を示現。その後、利益確定売りに押され114.08円付近へ低下する場面はあったが、低調な米20年債入札を受けて金利が持ち直すと114.30円台へ戻した。
かたやユーロ/円は10日連続陽線。少なくとも2018年以降では初めて。企業業績を好感した株高や商品相場高がクロス円を下支えしている。ユーロ/円は133.48円レベルまで強含んだ。ユーロ/米ドルも底堅い展開。東京時間こそ売りが先行したものの、欧州時間以降はじり高基調となり1.1659ドル近辺まで持ち直した。なお、クオールズ米FRB理事は「11月にテーパリング開始決定、2022年半ばまでに終了を支持する」と明言したが、「利上げを急ぐ必要はない」との考え方も示した。
クローズ:ドル/円 114.34円 ユーロ/円 133.21円 ユーロ/米ドル 1.1651ドル。
■他通貨
ポンド/円が157.69円、ポンド/米ドルが1.3791ドルでオープン。英ポンドは底堅い。9月英消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで、ポンド/円は157.01円レベル、ポンド/米ドルは1.3742ドルレベルと日通し安値を付けた。ただし、同水準からは年内利上げ期待を支えに押し目を買い拾われ、ポンド/円は158.09円付近、ポンド/米ドルは1.3833ドル付近まで各々切り返した。原油高も産油国通貨であるポンドをサポートしたもよう。
クローズ: ポンド/円158.05円 ポンド/米ドル1.3824ドル
豪ドル/円が85.42円 豪ドル/米ドルが0.7469ドルでオープン。豪ドルも堅調。豪ドル/円は5日に陰線を挟みながらも2週間連続で上昇。コロナ禍からの脱却期待、原油高が資源国通貨買いを後押し。豪ドル/円は85.97円付近、豪ドル/米ドルは0.7523ドル付近まで上昇幅を広げた。
クローズ:豪ドル/円85.93円 豪ドル/米ドル0.7515ドル。
■前日の主な指標結果と発言
08:50日本9月貿易統計(通関ベース、季調済)-6248億円(-3367億円)
08:50日本9月貿易統計(通関ベース、季調前)-6228億円(-6372億円)
15:00ドイツ9月生産者物価指数(PPI)(前月比)2.3%(1.5%)
15:00英国9月小売物価指数(RPI)(前月比)0.4%(0.6%)
15:00英国9月小売物価指数(RPI)(前年同月比)4.9%(4.8%)
15:00英国9月消費者物価指数(CPI)(前月比)0.3%(0.7%)
15:00英国9月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)3.1%(3.2%)
15:00英国9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)2.9%(3.1%)
ビルロワドガロー仏中銀総裁
・「ECBの政策は慎重でなければいけないが、耐えられる」
・「インフレ急進は一時的と予想」
・「仏や欧州経済は非常に強い」
17:00ユーロ圏8月経常収支(季調済)134億ユーロ(226億ユーロ)
17:00ユーロ圏8月経常収支(季調前)176億ユーロ(302億ユーロ)
17:00南アフリカ9月消費者物価指数(CPI)(前月比)0.2%(0.4%)
17:00南アフリカ9月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)5.0%(4.9%)
18:00ユーロ圏9月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)3.4%(3.4%)
18:00ユーロ圏9月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)1.9%(1.9%)
ウンシュ・ベルギー中銀総裁
・「現在の経済データを鑑みれば、PEPP終了は合理的」
・「持続的な緩和政策は副作用を増加させる」
20:00米国MBA住宅ローン申請指数(前週比)-6.3%(0.2%)
21:30カナダ9月消費者物価指数(CPI)(前月比)0.2%(0.2%)
21:30カナダ9月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)4.4%(4.1%)
オーストリア中銀総裁
・「かなりの物価上昇が見られるが、中期的には新たなインフレ目標を達成に自信」
クオールズ米連邦準備理事会(FRB)理事
・「テーパリングのテストに合格したことは明らか」
・「11月にテーパリングを開始し、2022年半ばまでに終了することを支持」
・「インフレ率は来年大幅に低下する可能性があるが、上振れリスクは大きい」
・「需要の抑制は時期尚早」
・「インフレが長期間続く場合、行動する必要」
・「来春のインフレ率が4%にとどまる場合、FRBは金利上昇経路を再評価する必要」
03:00米国米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・「米経済活動は緩やかから穏やかなペースで拡大」
・「サプライチェーン、労働力、新型コロナデルタ株の影響でペースが鈍化したとの指摘も」
・「製造業はほとんどの地域で緩やか、または堅調に成長」
・「非製造業はほとんどの地区で緩やかに成長」
・「住宅用不動産の活動は横ばいか、わずかに減速」
・「ほとんどの地区で、商品や原材料の需要の高まりで大幅に値上がりした」
※発表時間 経済指標 結果(前回結果)の順で掲載
■為替
通貨ペア | 引値 | 前日比 | 前日比(%) |
---|---|---|---|
USD/JPY | 114.34 | -0.05 | -0.04% |
EUR/JPY | 133.21 | 0.15 | 0.11% |
GBP/JPY | 158.05 | 0.29 | 0.19% |
AUD/JPY | 85.93 | 0.43 | 0.50% |
NZD/JPY | 82.32 | 0.50 | 0.62% |
EUR/USD | 1.1651 | 0.0018 | 0.16% |
GBP/USD | 1.3824 | 0.0032 | 0.23% |
AUD/USD | 0.7515 | 0.0041 | 0.55% |
NZD/USD | 0.7199 | 0.0046 | 0.65% |
source:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
■三極(ドル、ユーロ、円)の1時間足
source:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
■株価
Index | 引値 | 前日比 |
---|---|---|
日経225 | 29,255.55 | 40.03 |
TOPIX | 2,027.67 | 1.10 |
CSI300指数(中国) | 4,910.18 | -12.54 |
FTSE100指数(英) | 7,223.10 | 5.57 |
DAX(独) | 15,522.92 | 7.09 |
NYダウ(米) | 35,609.34 | 152.03 |
S&P 500種(米) | 4,536.19 | 16.56 |
NASDAQ(米) | 15,121.68 | -7.41 |
■金利
Country | 利回り(%) | 前日比 |
---|---|---|
日本10年債 | 0.08 | 0.01 |
米10年債 | 1.66 | 0.02 |
独10年債 | -0.13 | -0.02 |
英10年債 | 1.14 | -0.02 |
■コモディティ価格
Commodities | 引値 | 前日比 |
---|---|---|
NY金(期近) | 1,784.90 | 14.40 |
NY原油(期近) | 83.87 | 0.91 |
source: bloomberg.co.jp (株価、金利、コモディティ価格)
■本日の指標発表予定
08:50日本前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)-(1398億円)
08:50日本前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)-(1兆135億円)
15:45フランス10月企業景況感指数110(111)
16:30スウェーデン9月失業率-(8.5%)
20:00トルコトルコ中銀、政策金利17.00%(18.00%)
21:30米国10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数25.0(30.7)
21:30米国前週分失業保険継続受給者数255.0万人(259.3万人)
21:30米国前週分新規失業保険申請件数30.0万件(29.3万件)
23:00ユーロ圏10月消費者信頼感(速報値)-5.0(-4.0)
23:00米国9月景気先行指標総合指数(前月比)0.4%(0.9%)
23:00米国9月中古住宅販売件数(前月比)3.6%(-2.0%)
23:00米国9月中古住宅販売件数(年率換算件数)609万件(588万件)
※発表時間 経済指標 予想(前回結果)の順で掲載
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