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FX「人民元堅調、3Q・GDPは減速も年間の成長は8%を目指す。」人民元見通し

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総括

FX「人民元堅調、3Q・GDPは減速も年間の成長は8%を目指す。」人民元見通し

(通貨2位 株価11位) 

予想レンジ 人民元/円 17.6-18.1

(ポイント)
*3Q・GDPは減速も、中国当局は8%成長を目指す
*人民元は強調推移
*石炭先物がストップ安、政府が価格抑制方針
*9月CPIは落ち着き、PPIは上昇
*中国とロシアの艦艇10隻、津軽海峡を通過
*中国恒大問題については制御可能=人民銀行
*6中総会を11月8-11日に開催
*電力不足続く
*石炭、LNGの輸入増加
*外国勢の中国国債保有が急増
*米中高官会議実施、米中首脳オンライン会談を示唆
*当局は為替取引の監督強化を行っている
*中国はTPPに加盟を申請 台湾も申請
*国内の規制、統制強化が目立つが、対外経済開放や米中関係改善の動きもあり

(人民元は堅調)
 人民元は年間では2位の強さ、今月は資源国通貨が急騰して目立たないが対円で3.9%上昇し一時17.90台へ上昇した。相変わらず、政治経済の要因では大きくブレず、米ドルに半ば連動し、米ドルよりやや強い推移となっている。米ドルに半ば連動していることで、為替相場への批判も高まらない上手いやり方かもしれない。

(3Q・GDPは減速も通年では8%成長を見込む) 
 3Q。GDPは前年比4.9%増となり、伸び率は2Qの7.9%から減速し、予想の5.2%も下回った。電力不足や供給制約が生産部門の打撃となったほか、散発的に新型コロナウイルスの感染が拡大し、消費を圧迫した。ただ李克強首相は発表前に3Qの経済成長はさまざまな要因が影響して減速するものの、政府は通年の発展目標の達成を確信していると述べた。
9月の鉱工業生産は、前年同月比で3.1%増加した。伸び率は8月の5.3%から鈍化し、予想の4.5%にも届かなかった。
小売売上高は4.4%増。予想は3.3%増、8月は2.5%増だった。
易綱人民銀行総裁は、「今年は8%の成長率を見込む。現時点で、中国の財政強度は引き続き増しているほか、金融政策にも依然として比較的大きな余地がある」と述べた。

(石炭先物がストップ安、政府が価格抑制方針 鉄鋼先物も下落)
中国の原料炭とコークスの先物が10月20日、9%下落しストップ安を付けた。政府が石炭価格高騰を抑制する方針を示したことが背景。これにつれて原油価格も下落している

(中国恒大問題)
中国恒大問題については人民銀当局者は金融システムに及ぼす波及効果は制御可能だと述べた。

(6中総会)
 中国共産党は第19期中央委員会第6回総会(6中総会)を11月8-11日に開催する。6中総会では「党の100年奮闘の重大成果と歴史的経験問題の重点研究と全面的総括」などが主要議題となる。習氏は、異例の3期目続投を視野に入れており、それに向けた環境整備が進められる見通し。

(消費者物価は落ち着く、生産者物価は最高の伸び)
 9月の生産者物価指数(PPI)は前年比10.7%上昇した。原材料価格の高騰を背景に1996年10月の統計開始以来、最も高い伸びを記録した。予想は10.5%上昇だった。
一方、弱い需要により消費者物価の伸びは鈍く、政策当局者は生産者物価の伸びを抑えながら景気を支援するという難しかじ取りを迫られる。国内の電力不足による生産抑制や数カ月にわたる世界的な商品価格の高騰で生産者物価が上昇している。しかし需要が鈍いため企業はコスト増を価格に転嫁することに消極的だ。
消費者物価指数(CPI)は前年比0.7%上昇。伸び率は8月の0.8%から鈍化し、予想の0.9%も下回った。衣料品や家電製品の需要が低調だったほか、食品価格が下落した。
中国では9月に広範囲にわたる停電が発生し、セメント、鉄鋼、アルミニウムの生産に支障をきたしたことも物価上昇圧力を高めている。

(共同富裕は完全な平等を意味しない)
習近平国家主席は、自らが推進する「共同富裕」政策は「全体」が豊かになる社会を築こうとするものであり、「均一的な平等主義」を目指しているのではないと説明した。共同富裕のスローガンは、国内の超富裕層に警戒感を抱かせている。
 習氏は、基本的な公共サービスへの平等なアクセスを2035年までに、共同富裕の「大筋の達成」を50年までに実現させるとの目標も打ち出した。

テクニカル分析(人民元/円)

年初来高値更新、18円直前まで上昇し小反落

日足、ボリバン2σ上限に沿って上昇。10月18日-19日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。昨日は10日ぶり緯線。2σ上限は17.9。
週足、ボリバン3σ上限に到達。10月4日週-11日週の上昇ラインがサポート。3σ上限は17.909。
 月足、ボリバン2σ上限到達。2月-9月の上昇ラインがサポート。5月-7月の下降ラインを上抜く。3σ上限は18.808。
年足、11年-20年の上昇ラインがサポート。18年-19年の下降ライン上抜く。 16年-18年の下降ラインも上抜く。

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チーファンラマ

中国とロシアの艦艇10隻、津軽海峡を通過

防衛省は10月18日、中国海軍とロシア海軍の軍艦計10隻が、津軽海峡を通過したと発表した。 領海侵入はなかった。中ロの艦艇が同時に津軽海峡を通過するのを確認したのは初めてという。津軽海峡は国際海峡に指定され、沿岸から3カイリ以上離れた中央部は公海扱いとなるため、通過に国際法上の問題はない。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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