シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットショートへ転じる
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンド、再びネットショートへ
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート小幅に減少】
10月5日時点で円のポジションは、ドルに対して6.4万枚の売り越し(ネットショート)。
ロング・ショートともに小幅に取り崩された結果、ネットショートは前週より0.1万枚減少。
期間中のドル/円相場は、米10年債利回りの上昇で一時112円台へと強含んだがその後は、四半期末の持ち高調整などで110円台へと下落した。
高値圏で方向感が掴みづらい相場展開となったため、投機筋の動きはポジション調整が主流だった模様。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットショートへ転じる】
10月5日時点でユーロのポジションは、ドルに対して2.2万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートが2.5万枚積み増されたことで、約1年7か月ぶりにネットショートへ転じた。
期間中のユーロ/ドル相場は、2020年7月以来の1.15ドル台へと弱含む展開。
投機筋のユーロ売りが下落を主導したと見られ、一段安を見込んでいる様子も窺える。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンド、再びネットショートへ】
10月5日時点でポンドのポジションは、ドルに対して2.0万枚の売り越し(ネットショート)。
ポジションを削ったロングに対しショートがポジションを積み増したことで、再びネットショートに転じた。
期間中のポンド/ドル相場は、1.34ドル台へと弱含む場面もあったがその後は持ち直した。
方向感の定まらない相場展開の中、投機筋の見通しも定まりにくいようだ。このところ、ポンドのネットポジションは週ごとにショートとロングが入れ替わる傾向にある。
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IMMポジション
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