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「世界的なエネルギー高!高圧経済本格到来か?豪ドル買い!」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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中国や英国で燃料の高騰が止まりません。
特に石炭を中心に、年初から価格が3−4倍に上昇しております。

英国石炭価格
出所:Trading View

こちらは、英国にニューカッスルという町がありますが、オーストラリアにも同じニューカッスルという町があり、イギリスから移民によって、作られたため、今でも名残があるようです。オーストラリアのニューカッスルでは石炭を輸出する最大の港が存在し、添付チャートはこの地域で採掘されている石炭価格の先物チャートになります。
(※英国のニューカッスルにも、1970年代まで炭坑があったそうですが、その名残で商品市場として残っているのかもしれません。)

さて、英国の石炭価格ですが、年初から3倍を超える上昇です。
中国でも同じ状況なのですが、石炭価格が高騰しております。
理由としては、コロナ経済以降、バラ積み船の配置やルート変更を余儀なくされた影響により、世界の需給のバランスが崩れました。よって、効率よく物資が運搬できなくなった影響と考えられます。
つまり輸送コスト増大から始まり、燃料代も上昇し続けているようです。
現在、日本では新型コロナがようやく落ち着いてきましたが、世界全体でみるとまだまだです。
この経済状況はもう1年は続くでしょう。つまり、この燃料高相場はまだ続くというわけです。
中国国内でも今冬、計画停電が相次いで発表されており、それほど電力供給が追いついていない状況のようです。物資の調達が難しい状況なのでしょう。2022年2月に北京オリンピックもあることから、尚、燃料不足が起こす可能性もあり、コモディティ高相場はむしろこれからではないでしょうか。
これでここ半年以上、中国のPPI(生産者物価指数)の急上昇の謎は解けた気がします。おそらく徐々にCPIも急騰してくるのではないでしょうか。
よって、資源国通貨高を意識し、本日は、NZD(NZドル)とAUD(豪ドル)中心のチャート分析を行います。

目次

▼第4四半期はNZDの買いから!
▼現在は三角持ち合い
▼石炭といえば、豪ドル!

第4四半期はNZDの買いから!

10月に入りましたので、第4四半期入りになります。
実は過去20年、四半期足で見ると、第4四半期のNZDJPYは16回が陽線、4回が陰線とかなりの確率で陽線が出現していることがわかりました。
米国でも投資信託やファンドの決算が多いことから、9月中にポジションを手仕舞う傾向が多く、11月や12月から新年度入する企業も多いです。
よって、新しいキャッシュフローがあることから、第4四半期は金融市場がリスクオンになりやすい傾向があるのです。

NZドル/円 日足チャート

NZDJPY(NZドル/円)日足です。
大局ではヘッドアンドショルダーを形成中のようにも見えますが、一度、下方向に8月頃ブレイクしているので、このヘッドアンドショルダーは完成していると言えるでしょう。
その後、8月下旬から9月上旬にかけておおきく上昇し、ショートカバーは強烈なものとなりました。
その後遺症として、9月後半から現在に至るまで、日足レベルでは難易度の高いレンジ相場になっていると考えられます。
個人的にはNZDJPYにロング、ショート比率の持ち越しポジションは市場にあまり残っていないように感じます。つまり、次のブレイクは大きなトレンド再発生となる可能性は高いと考えます。
よって、現在、買いポジションを少しだけ持っているのですが、数週間から最大2ヶ月ぐらいまでロングポジションを引っ張るスイングトレードを狙っています。
イメージは、矢印の方向に、下降トレンドラインに来週末までに一度トライし、その後、下旬から上方向に抜けてくるイメージを持ってトレードを予定しております。

現在は三角持ち合い

NZドル/円 4時間足チャート

NZDJPY(NZドル/円)4時間足です。
正直、三角持ち合い形成中のため、方向感はないと感じます。
下落するかも知れませんし、先に上昇して、下降トレンドラインをタッチしてしまうかもわかりません。ですので、打診買いポジションを一つ持って、様子を見ている最中です。
できたらなるべく引きつけて押し目買いをしたいので、追加のエントリーとしては、76円台ミドルを意識して買指値注文で予定です。76.25-76.75円ゾーンでしょうか?

石炭といえば、豪ドル!

豪ドル/円 4時間足チャート

AUD/JPY(豪ドル/円)4時間足チャートです。
石炭といえば、オーストラリア、資源高といえば、豪ドル高。
オーストラリアの輸出の20%が鉄鉱石、20%が石炭やコークス、10%強が天然ガスととにかく輸出の50%のものが大きく値上がりをしているため、豪ドル価格を押し上げるであろうと考えております。
直近8月貿易収支も市場予想が+101億豪ドル対して、結果は+150.77億豪ドル、1.5倍でした。さらに9月は大きく資源が値上がりをしていることから、+180億豪ドルぐらいの結果も夢ではないと個人的には考えます。
ロックダウンして、経済が立ち行かなくなる懸念もありましたが、資源高の恩恵を大きく受けてそれ十分補填してしまいそうです。
チャートはアセンディングトライアングルとなっており、かなり強気形状です。
下限トレンドラインから買っていきたいと考えております。
イメージ的には、80.50-81.00円ゾーンからスイングポジションを取っていく戦略を取りたいと思います。

鉄鉱石、石炭、天然ガス、世界各国で高騰しております。小麦や大豆、羊毛などのソフトコモディティも堅調ですが、これらも遅れて上昇してくる可能性も十分ありますので、この第4四半期のオセアニア買いは熱いかもしれません。

本日は、中期的な買いトレードを狙ったコラムになりましたが、しばらくこのトレードを中心に狙っていく予定です。

【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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