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FX「実需のドル買いなどでドル円は一時112円台へ、円も強くクロス円は下落」

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おはようございます。先般の禁呪の風物詩として「もみ殻を焼く」というのを紹介しましたが、朝の通勤で自宅を出たときに、薄い霧のところと濃い霧のとこがあり、霧のコントラストがはっきりしているという面白い光景を見ました。その原因が「もみ殻焼き」で、煙が霧をつくるのに繋がっていたみたいです。

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■主要通貨ペアの前日の動き

主要通貨の騰落率
出典:上田ハーローFXの提示レート(Bid)をもとに作成

■三極通貨(ドル、ユーロ、円)

ドル円が111.48円、ユーロ円が130.23円、ユーロドルが1.1681ドルでオープン。東京時間朝方は仲値に向けてのドル買いからドル円が111.67円、ユーロ円が130.46円に小幅上昇しましたが、方向感に乏しく、岸田氏が自民党総裁に選出されたものの、市場の反応は限定的となりました。ただ、株価が下落したことでリスク回避の動きにロンドン時間序盤にはドル円が111.20円まで下落しました。ユーロは東京時間午後から軟調地合いとなり、欧州勢のユーロ売りなどから、ロンドン時間に午前には129.66円、1.1640ドルまで下落しました。NY時間には米中古住宅販売保留指数が市場予想を大幅に上回る前月比+8.1%となったことや四半期前に絡む実需のドル買い観測にドル円は112.04円まで上昇、対するユーロドルは1.1590ドルまで下落、ユーロ円はドルとユーロに相殺される形で129.75-130円ちょうど付近での推移となりました。なお、ECBフォーラムのパネルディスカッションではFRBとECBの政策スタンスのコントラストが確認されました。
クローズ:ドル円 111.94円 /ユーロ円 129.82円 /ユーロドル 1.1595ドル。

■他通貨

ポンド円が150.86円、ポンドドルが1.3526ドルでオープン。東京時間のポンド円は151円を挟んで上下に20銭程度の値幅での推移となり、ポンドドルはジワリと1.3553ドルまで上昇しました。ロンドン時間には米長期金利が低下したものの、徐々にドル買いが強まったことでポンドは下落、NY時間には好調な米住宅関連指標を受けたことや実需のドル買い観測に、ポンド円が149.91円、ポンドドルが1.3411ドルまで下落しましたが、ポンド円は150円割れでの買いが下支えして、150.50円手前まで戻す場面がありました。
クローズ: ポンド円150.28円 /ポンドドルが1.3421ドル

豪ドル円が80.64円、豪ドル米ドルが0.7233ドルでオープン。目立った方向感がない中で、豪ドル円は80.60-95円、豪ドル米ドルは0.7225-0.7255ドル付近でのレンジの動きとなりました。16時過ぎに中国国家外貨管理局(SAFE)が「インターバンクでの通貨取引の管理を強化する」とのヘッドラインがあり、豪ドルが振らされる場面がありましたが、米ドル買いが徐々に強まったことでNY時間序盤には豪ドル円が80.20円まで下落、その後の実需の米ドル買いに、豪ドル米ドルは終盤には0.7170ドル付近まで下げ幅を拡大しました。
クローズ:豪ドル円80.30円 /豪ドル米ドル0.7171ドル。

■前日の主な指標結果と発言

・ブラード米セントルイス連銀総裁:労働市場はひっ迫し、人材確保が難しいとの声が出ている。今年の米国のGDP成長率は5.8%と予測。2022年の成長率は4.5%と予測。
・英国 8月消費者信用残高(ポンド): 4億 (予想 3億)
・英国 8月マネーサプライM4 m/m: 0.5% (前回 0.1%)
・中国国家外貨管理局(SAFE):インターバンクでの通貨取引の管理を強化する。
・マクルーフ・アイルランド中銀総裁:経済見通しには楽観的。インフレが定着するならECBは対応する準備をすべき。
・ユーロ圏 9月消費者信頼感確定値: -4.0 (予想 -4.0)
・ユーロ圏 9月経済信頼感: 117.8 (予想 116.9)
・カナダ 8月鉱工業製品価格 m/m: -0.3% (予想 -0.3%)
・カナダ 8月原料価格指数 m/m: -2.4% (予想 -1.5%)
・米国 8月住宅販売保留指数 m/m: 8.1% (予想 1.4%)
・ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁:2022年遅くから2023年初頭まで利上げを予想しない。サプライチェーン問題やウイルス感染で下サイドのリスクが増している。2022年のインフレは2%を若干超え、2023年は2%前後を予想。2021年のGDPは+6.5%前後、2022年が+3.5%、2023年が2.5%と予想。11月のテーパリング開始を支持する。
・シューマー米上院院内総務(民主党):上院は資金を提供し、政府機関の閉鎖を回避するため早ければ本日行動を起こす可能性。
・黒田東彦日銀総裁:日本経済は徐々に上向いている。輸出は堅調。消費は依然として極めて弱い。日本経済は来年約4%成長の見込み。
・ラガルドECB総裁:ユーロ圏は年末には危機前の水準まで戻すだろう。ECBはインフレ期待を極めて注意深く監視。現在のインフレ高進が広く波及すると考える理由はない。
・ベイリー英中銀(BoE)総裁:英国の回復は不均一。供給ショックは一時的。期待インフレ率を注視。
・パウエル米FRB議長:見通しは中期的にはかなり前向きだが、非常に不透明。供給サイドの制約が現時点では経済を抑制。米国の家計と企業のバランスシートは非常に強力。供給面の制約によるインフレは予想以上に長期化する可能性。2022年の成長は非常に堅調。トレンドを大きく上回るだろう。インフレが予想よりも高いままであれば、FRBは対応する。FRBの利上げまでには非常に遠い。FRBは慎重に正常化過程に取り組んでいる。
・デイリー米サンフランシスコ連銀総裁:年内のテーパリング開始を予想。利上げまでの道のりは長い。
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比

■為替

通貨ペア 引値 前日比 前日比(%)
USD/JPY 111.942 0.458 0.41%
EUR/JPY 129.821 -0.416 -0.32%
GBP/JPY 150.275 -0.574 -0.38%
AUD/JPY 80.299 -0.359 -0.45%
NZD/JPY 76.838 -0.700 -0.90%
EUR/USD 1.15953 -0.00850 -0.73%
GBP/USD 1.34214 -0.01073 -0.79%
AUD/USD 0.71705 -0.00639 -0.88%
NZD/USD 0.68640 -0.00893 -1.28%

source: uedaharlowfx

 

■三極(ドル、ユーロ、円)の1時間足

三極通貨の1時間足
source:uedaharlowfx UHChart
※チャート、文中およびクローズの為替レートは上田ハーローFXでの提示レート(Bid)です。

 

■株価

Index 引値 前日比
日経225 29,544.29 -639.67
TOPIX 2,038.29 -43.48
CSI300(中国) 4,833.93 -49.90
FTSE100(英) 7,108.16 80.06
DAX(独) 15,365.27 116.71
NYダウ(米) 34,390.72 90.73
S&P500(米) 4,359.46 6.83
NASDAQ(米) 14,512.44 -34.24

 

■金利

Country 利回り 前日比
米10年債 1.520 -0.017
日本10年債 0.060 -0.010
英10年債 0.991 -0.003
独10年債 -0.213 -0.014

 

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1,722.90 -14.60
NY原油(期近) 74.83 -0.46

source: bloomberg.co.jp (株価、金利、コモディティ価格)

 

■本日の指標発表予定

重要度高06:45 NZ 8月住宅建設許可件数 m/m
重要度低08:50 日本 8月鉱工業生産速報値 m/m
重要度低08:50 日本 8月小売業販売額 y/y
重要度低08:50 日本 8月百貨店・スーパー販売額(既存店) y/y
重要度低09:00 NZ 9月NBNZ企業信頼感
重要度高10:00 中国 9月製造業PMI
重要度高10:30 豪 8月住宅建設許可件数 m/m
重要度高10:45 中国 9月Caixin製造業PMI
重要度低14:00 日本 8月新設住宅着工戸数 y/y
重要度高15:00 英国 4-6月期GDP改定値 q/q
重要度低15:00 英国 4-6月期経常収支(ポンド)
重要度低15:00 南ア 8月マネーサプライM3 y/y
重要度低15:45 フランス 8月生産者物価指数(PPI) m/m
重要度低15:45 フランス 8月消費支出 m/m
重要度高15:45 フランス 9月消費者物価指数(CPI)速報値 m/m
重要度低16:00 スイス 9月KOF景気先行指数
重要度低16:00 トルコ8月貿易収支(ドル)
重要度低16:10 黒田東彦日銀総裁あいさつ(全国証券大会)
重要度高16:55 ドイツ 9月失業者数 m/m
重要度高16:55 ドイツ 9月失業率
重要度高18:00 ユーロ圏 8月失業率
重要度低18:30 南ア 8月生産者物価指数(PPI) m/m
重要度低19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
重要度低19:15 ビスコ伊中銀総裁講演
重要度低21:00 南ア 8月貿易収支(ランド)
重要度高21:00 ドイツ 9月消費者物価指数(CPI)速報値 m/m
重要度高21:30 米国 新規失業保険申請件数
重要度低21:30 米国 失業保険継続受給者数
重要度高21:30 米国 4-6月期実質GDP確定値 前期比年率
重要度高21:30 米国 4-6月期GDP個人消費確定値 前期比年率
重要度低21:30 米国 4-6月期コアPCE・確定値 前期比年率
重要度高22:45 米国 9月シカゴ購買部協会景気指数
重要度低23:00 ウィリアムズ米NY連銀総裁講演
重要度低23:30 デコス・スペイン中銀総裁講演
重要度低00:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
重要度低00:30 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
重要度低01:30 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
重要度低02:05 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
重要度高03:00 メキシコ中銀(Banco de Mexico)政策金利
重要度低03:30 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演

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