おはようございます。マリーアントワネットがジャガイモの普及のためにジャガイモの花をつけて晩さん会に出席した話は有名ですが、悪魔の植物としてヨーロッパにはなかなか普及しなかったようですね。そのジャガイモですが、私の実家のある田舎ではブランド芋として栽培しているようです。日本にはジャカルタを経由して入ってきたようですが、日本にはサイト芋が既にあったのと、ぱさぱさの触感からあまり普及はせずに、肉料理を食べるようになって本格的に普及したとのことです。
■主要通貨ペアの前日の動き
出典:上田ハーローFXの提示レート(Bid)をもとに作成
■三極通貨(ドル、ユーロ、円)
ドル円が110.98円、ユーロ円が129.79円、ユーロドルが1.1692ドルでオープン。月末決済でのドル買い需要からドル買いが先行、米長期金利の上昇傾向にも下支えされる形で、ロンドン時間序盤にはドル円が111.42円、ユーロ円が130.12円まで上昇しました。ユーロドルは1.1685-1.17ドルちょうど付近でのレンジとなっていましたが、欧州勢参加と共にユーロ売りが先行、16時過ぎに1.1673ドルまで一時下落しました。ロンドン時間にはオセアニア通貨が軟調地合いとなり、ユーロドルが1.1670ドル付近で下値堅く推移したこともあり、ユーロ円は130.25円付近まで上昇、ドル円は111.30円付近では押し目買い意欲に支えられて111.45円付近まで上昇しました。NY時間序盤は米系のドル買い参入にドル円が年初来高値(7月2日111.64円)とほぼ同じ111.63円まで上昇、ユーロ円も130.35円まで上げ幅を小幅拡大しました。その後は米リッチモンド連銀製造業指数が下振れしていたことやパウエル米FRB議長の議会証言で「利上げするためにクリアしなければならないテストはより高いもの」など利上げについては慎重な姿勢が示されたことやイエレン米財務長官が米政務上限問題で警鐘をならしたことなどに加え、米株価が大幅な下落となったことから、ドル円は111.23円、ユーロ円は129.95円まで一時下落、ユーロドルは1.17ドルちょうどまで上昇しましたが、終盤にはドル円が111.50円付近、ユーロ円が130.25円付近まで再び買われ、ユーロドルは1.17ドルを維持できませんでした。
クローズ:ドル円 111.48円 /ユーロ円 130.24円 /ユーロドル 1.1680ドル。
■他通貨
ポンド円が151.97円、ポンドドルが1.3691ドルでオープン。東京時間午前は米長期金利上昇などからドルがシッカリした動きとなりポンド円、ポンドドルともに小動きとなりましたが、東京午後からロンドン序盤にはポンドも買われて、152.55円、1.3715ドルへと上昇しました。買い一巡後は米株価指数や欧州株価の軟調地合いに、ポンドも利益確定などの売りが出て反落、NY時間には米長期金利上昇や米株価の下落からのリスク回避の動きに150.53円、1.3520ドルまで下げ幅を広げました。終盤にはポンド円が151円手前まで下げ幅を縮小したものの、ポンドドルの戻りは限られました。
クローズ: ポンド円150.85円 /ポンドドルが1.3529ドル
豪ドル円が80.87円、豪ドル米ドルが0.7283ドルでオープン。豪の鉄鋼関連株の下落から、朝方は売りが先行し80.66円、0.7266ドルまで下落しましたが、豪小売売上高が市場予想の前月比-2.5%から上振れの同-1.7%だったことから持ち直し、東京時間午後からのリスク志向の動きに、15時過ぎには81.30円、0.7311ドルまで上昇しました。しかし、原油価格の下落や米株価の大幅な下落もあり、NY時間には一時80.50円、0.7226ドルまで下落しました。
クローズ:豪ドル円80.66円 /豪ドル米ドル0.7234ドル。
■前日の主な指標結果と発言
・パウエル米FRB議長証言原稿:経済は引き続き強くなっている。労働市場の改善は8月に大幅鈍化。インフレ加速が持続的な懸念となればFRBは対応する。経済見通しには依然としてリスク。
・ボスティック米アトランタ連銀総裁:長期的なインフレ問題に直面しているとは考えていない。インフレ期待は依然として適度に抑制されている。
・シューマー米上院院内総務(民主党):政府閉鎖とデフォルト(債務不履行)を避けるために、今週更なる行動をとる
・豪 8月小売売上高 m/m: -1.7% (予想 -2.5%)
・ドイツ 10月GFK消費者信頼感調査: 0.3 (予想 -1.6)
・フランス 9月消費者信頼感指数: 102 (予想 100)
・メキシコ8月失業率: 4.33% (予想 4.40%)
・ラガルドECB総裁:インフレの急上昇が経済全体に広がっていることを示す兆候はない。利上げのタイミングと最も可能性の高いインフレ見通しの間で緊密な調整を行い、さらなる進展がみられることを期待。パンデミックの影響が通過すると、インフレが低下すると予想。依然として緩和的な金融政策が必要。
・米国 7月住宅価格指数 m/m: 1.4% (予想 1.5%)
・米国 7月ケース・シラー米住宅価格指数 y/y: 20.0% (予想 20.0%)
・ブラード米セントルイス連銀総裁:2022年に2回の利上げを見込む。債券購入終了後すぐにバランスシートの縮小開始を求める。
・キャサリン・マン英中銀金融政策委員会(MPC)委員:市場では2022年にBoEが引き締めを行うという見通しが先行。
・パウエルFRB議長:雇用の完全回復は長い道のりになる。テーパリングを行ったとしても、来年の半ばまでは資金供給は追加されることになる。テーパリング行うためのテストは全てクリアした。利上げするためにクリアしなければならないテストはより高いもの。インフレは低下すると確信している。インフレと雇用との間に関係性はまだあるが、過去と比べると弱い。
・イエレン米財務長官:米国の債務不履行は悲惨なものになるだろう。米国は回復基調にあり、債務上限危機は巨大な自傷行為となる。債務上限の引き上げ失敗はドルにとって最も有害なこと。
・米国 9月消費者信頼感指数(コンファレンスボード): 109.3 (予想 114.5)
・米国 9月リッチモンド連銀製造業指数: -3 (予想 10)
・米財務省7年債入札: 最高落札利回り1.332%、応札倍率2.24倍
・シューマー米上院院内総務(民主党):政府機関の閉鎖を回避するための新しい法案は、非常に近いうちに 提出される。
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比
■為替
通貨ペア | 引値 | 前日比 | 前日比(%) |
---|---|---|---|
USD/JPY | 111.484 | 0.513 | 0.46% |
EUR/JPY | 130.237 | 0.446 | 0.34% |
GBP/JPY | 150.849 | -1.133 | -0.75% |
AUD/JPY | 80.658 | -0.200 | -0.25% |
NZD/JPY | 77.538 | -0.307 | -0.39% |
EUR/USD | 1.16803 | -0.00119 | -0.10% |
GBP/USD | 1.35287 | -0.01625 | -1.19% |
AUD/USD | 0.72344 | -0.00465 | -0.64% |
NZD/USD | 0.69533 | -0.00585 | -0.83% |
source: uedaharlowfx
■三極(ドル、ユーロ、円)の1時間足
source:uedaharlowfx UHChart
※チャート、文中およびクローズの為替レートは上田ハーローFXでの提示レート(Bid)です。
■株価
Index | 引値 | 前日比 |
---|---|---|
日経225 | 30,183.96 | -56.10 |
TOPIX | 2,081.77 | -5.97 |
CSI300(中国) | 4,883.83 | 6.46 |
FTSE100(英) | 7,028.10 | -35.30 |
DAX(独) | 15,248.56 | -325.32 |
NYダウ(米) | 34,299.99 | -569.38 |
S&P500(米) | 4,352.63 | -90.48 |
NASDAQ(米) | 14,546.68 | -423.29 |
■金利
Country | 利回り | 前日比 |
---|---|---|
米10年債 | 1.544 | 0.057 |
日本10年債 | 0.070 | 0.020 |
英10年債 | 0.994 | 0.042 |
独10年債 | -0.199 | 0.024 |
■コモディティ価格
Commodities | 引値 | 前日比 |
---|---|---|
NY金(期近) | 1,737.50 | -14.50 |
NY原油(期近) | 75.29 | -0.16 |
source: bloomberg.co.jp (株価、金利、コモディティ価格)
■本日の指標発表予定
17:30 英国 8月消費者信用残高(ポンド)
17:30 英国 8月マネーサプライM4 m/m
18:00 ユーロ圏 9月消費者信頼感確定値
18:00 ユーロ圏 9月経済信頼感
21:00 デギンドスECB副総裁パネルディスカッション参加
21:30 カナダ 8月鉱工業製品価格 m/m
21:30 カナダ 8月原料価格指数 m/m
22:00 エルダーソンECB専務理事パネルディスカッション参加
23:00 米国 8月住宅販売保留指数 m/m
23:30 レーンECB専務理事兼主任エコノミストパネルディスカッション参加
00:45 パウエル米FRB議長、黒田東彦日銀総、ベイリー英中銀(BoE)総裁、ラガルドECB総裁パネルディスカッション(ECBフォーラム)
02:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
03:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
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