トルコリラは8日の海外市場で急落した。リラ/円が一時12.90円台へと下落した他、ドル/リラは8.47リラ台へと上昇した。リラ急落のきっかけはカブジュオール・トルコ中銀総裁が、金融政策を運営する上で総合インフレ率よりもコアインフレ率を重視する考えを示した事だ。
総裁は「新型コロナウイルスの感染拡大を受けた異例の状況下で、短期的なボラティリティの影響が調整されたコアインフレ率の重要性が増している」と発言。トルコの総合インフレ率は足元で19.25%と政策金利の19.00%を上回るが、エネルギーや食品などを除いたコアインフレ率はこれよりも数%低い水準にある。総裁は重ねて「インフレ率は第4四半期に鈍化基調に入る」とも述べており、市場は近い将来の利下げに道を開く発言と受け止めたようだ。
現時点では、リラ売りがさらに勢いを増す可能性は高くないと見るが、23日のトルコ中銀金融政策決定会合への注目度が一段と上昇する事になったのは間違いないだろう。
【トルコリラ/円(TRY/JPY) 日足】
【ドル/トルコリラ(USD/TRY) 日足】
【ユーロ/トルコリラ(EUR/TRY) 日足】
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