シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンド3週間ぶりネットロング
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート増加】
8月10日時点で円のポジションはドルに対して6.1万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングもショートも積み増されたが、ショートの積み増しが大きかったため、前週から0.5万枚増加。
期間中のドル/円相場は、米7月雇用統計の好結果などを受けて米長期金利の上昇とともに110.60円前後まで強含んだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)期待が再燃する中、円売り(ドル買い)に動く投機筋が多かったようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング減少】
8月10日時点でユーロのポジションはドルに対して3.4万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング・ショートいずれもポジションを積み増したが、ショートの積み増しがやや大きく、ネットロングは前週から0.4万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場はドル買い基調が続く中で、1.17ドル台まで下落した。
4月に付けた年初来安値に接近した事で押し目買いも入ったが、全体としては相場の流れに沿ったユーロ売りが優勢であったと考えられる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンド3週間ぶりネットロング】
8月10日時点でポンドのポジションは、ドルに対して0.7万枚の買い越し(ネットロング)。
小幅に積み増したロングに対し、ショートがポジションを削ったことで、ネットショートは前週から0.7万枚減少してネットポジションはロングに転じた。
期間中のポンド/ドル相場は1.38ドル台まで小幅に下落した。
米7月雇用統計の好結果などからドルが上昇する中でも、投機筋の見方は再びポンド強気に傾いたようだ。
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IMMポジション
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