シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【110円台回復で円売り持ち追加】
6月15日時点で円のポジションはドルに対して4.7万枚の売り越し(ネットショート)。
積み上がったショートに対し、ロングが2年ぶりの水準までポジションを縮小した事で、ネットショートは前週から1.0万枚増加。
期間中のドル/円相場はFOMC待ちムードの中、積極的な取引こそ手控えられたが、米長期金利の上昇に追随する形で110円台を回復。
こうしたドル/円の底堅い動きを踏まえ、投機筋の先高観が再び高まっている模様。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロポジション大幅圧縮】
6月15日時点でユーロのポジションはドルに対して11.8万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング、ショートともに大きく減少したが、ショートの取り崩しが際立っていた事から、ネットロングは前週から1.1万枚増加。
期間中、ECBは政策金利の据え置きを決定したが、ラガルドECB総裁より前向きな経済見通しが伝わると、ユーロ/ドル相場は売買が交錯。
1.21ドル割れの水準では底堅い反面、1.22ドル手前では上値も重く、相場に明確な方向感が見出しづらい中、買い手も売り手もポジションの手仕舞いを急いだ様子。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング増加】
6月15日時点でポンドのポジションはドルに対して3.2万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートポジションの取り崩しがやや多かったため、ネットロングは前週から0.4万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場は大きな値崩れこそなかったが、5月中旬以降、下値支持として機能してきた1.40ドル台後半の水準を下抜けた。
そうした動きを眺めながら、一部の投機筋もがポンド売り持ちの利益確定を進めたと考えられる。
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IMMポジション
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