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「クロス円の続落を警戒」 外為トゥデイ 2021年6月18日号

外為トゥデイ

目次

▼17日(木)の為替相場
(1):豪5月雇用統計良好も豪ドル買い一時的
(2):米失業申請 前週から増加 ドル/円下落
(3):英国 新規感染者が2月以来の水準に増加
(4):NYダウ大幅な下落 クロス円下値拡大

▼17日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:下値余地は限定的

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

17日(木)の為替相場

f:id:gaitamesk:20210618084914p:plain期間:17日(木)午前6時10分~18日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪5月雇用統計良好も豪ドル買い一時的

豪5月雇用統計は、新規雇用者数が11.52万人増(予想3.00万人増)、失業率は5.1%(予想5.5%)であった。その他、労働参加率が66.2%(前回65.9%)に上昇。さらには新規雇用者数の内訳で正規雇用が9.75万人増加するなど良好な内容となったが、日本株が弱含む中で豪ドル買いの動きは限定的だった。

(2):米失業申請 前週から増加 ドル/円下落

米新規失業保険申請件数は41.2万件と市場予想(36.0万件)に反して前週(37.5万件)から増加した。これを受けてドル/円は売りが優勢となった。

(3):英国 新規感染者が2月以来の水準に増加

英政府は、新型コロナウイルスの新規感染者数が1万1007人と2月以来の水準に増加したと発表。米株安によるリスク回避の動きも相まってポンド安・円高が進行した。

(4):NYダウ大幅な下落 クロス円下値拡大

米連邦公開市場委員会(FOMC)が前日に利上げ予想時期を前倒しした事などを嫌気してNYダウ平均が一時400ドル超下落。株安を受けて豪ドル/円を筆頭にクロス円が下値を拡大した。ドル/円もクロス円に連れ安したが、豪ドル/米ドルなどのストレートドルでドル高が進行した影響から110.10円台で下げ渋った。

17日(木)の株・債券・商品市場

f:id:gaitamesk:20210618075224p:plain

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

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ドル/円の見通し:下値余地は限定的

昨日のドル/円は110円台前半へと反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)による利上げ予想時期の前倒しを受けて上昇した前日の反動が出た。朝方には一時110.82円前後まで強含んだが、NY市場で株安が進むとクロス円の下落に連れて110.17円前後まで軟化した。利上げ前倒し観測で米国株が下落すると今度は米長期金利が低下するなど、市場は前日のFOMCをまだ消化しきれていないようだ。

為替市場ではリスク回避の円買いとドル買いが交錯しやすい地合いとなっており、そうした中ではドル/円の下値余地は限られよう。ただし、引き続きクロス円の下落には警戒が必要となりそうだ。なお、本日は日銀が金融政策を発表する。市場は現状維持を確実視しており、円相場の手掛かり材料にはなりにくいだろう。

注目の経済指標

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注目のイベント

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