シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング増加止まらず
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート減少】
6月1日時点で円のポジションはドルに対して4.7万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングがショートを上回る規模のポジションを積み増した結果、ネットショートは前週から0.3万枚減少。
期間中のドル/円相場は月末に絡む実需フローや日本政府が緊急事態宣言を延長する意向を固めた事などから、幅広い通貨に対して「円安」が進行。
約2カ月ぶりに110円台を回復したが、110円の定着には失敗した事もあり、投機筋の中では「円弱気」の見方が広がりにくかったようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング増加止まらず】
6月1日時点でユーロのポジションはドルに対して10.9万枚の買い越し(ネットロング)。
ポジションを縮小したショートに対し、ロングが小幅に積み増した事で、ネットロングは前週から0.4万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場はユーロ圏の景気回復期待やECBによる債券買い入れペース縮小観測などを背景に1.21ドル台後半~1.22ドル台半ばを中心とする高値もみ合いの展開。
ユーロネットロングが7週連続増加している事から、投機筋はユーロ高見通しに自信を深めている模様。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング減少】
6月1日時点でポンドのポジションはドルに対して2.4万枚の買い越し(ネットロング)。
変動がなかったロングに対し、ショートが積み増しされた事で、ネットロングは前週から0.7万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場はワクチン接種の進捗や早期利上げ観測などを背景に、2018年4月以来となる1.42ドル台の高値を更新。
ただ、投機筋の間では高値への警戒感もじわりと広がりつつある様子。
↓↓↓IMMポジションのソースはこちら
IMMポジション
「為替チャート|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら
「為替チャート|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら
「為替チャート|ポンド/ドル(GBPUSD)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)|ポンド/ドル(GBPUSD)|60分足」はこちら
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。