目次
▼15日(木)の為替相場
(1):豪雇用統計良好も豪ドル上下動
(2):米国 ロシアに対し新制裁発表
(3):米指標好結果もドル伸び悩む
15日(木)の為替相場
期間:15日(木)午前6時10分~16日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪雇用統計良好も豪ドル上下動
豪3月雇用統計は、新規雇用者数が7.07万人増と予想(3.50万人増)を上回る伸びとなり、失業率も5.6%へと低下(予想5.7%、前回5.8%)した。これを受けて一時豪ドル買いが強まったが、上海株が下落して始まる中、戻り売りに上値を抑えられて反落した。
(2):米国 ロシアに対し新制裁発表
米国は、ロシアによるサイバー攻撃や選挙への干渉に対する報復として、ワシントンに駐在する外交官10人の国外追放を含む制裁を発表。ロシア国債を米金融機関が発行市場で購入する事も禁止された。これを受けてルーブル安・ドル高に振れたが、他の主要通貨への影響は見られなかった。
(3):米指標好結果もドル伸び悩む
米3月小売売上高は前月比+9.8%と予想(+5.8%)を大幅に上回った。自動車を除いた売上高も前月比+8.4%の大幅増(予想+5.0%)を記録。同時に発表された米新規失業保険申請件数も57.6万件と予想(70.0万件)を下回り約13カ月ぶりの水準に改善した。これらを受けて一時ドルは上昇したが、米国債に買いが入り長期債利回りが低下すると伸び悩んだ。なお、その後発表された米3月鉱工業生産は前月比+1.4%と予想(+2.8%)を下回る伸びとなった。
15日(木)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:下押しもピッチ緩やか
昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%の小幅安。米3月小売売上高や米新規失業保険申請件数が好結果となったにもかかわらず米長期金利が低下する中、一時108.61円前後まで下落した。
なお、アジアタイムに1.64%前後で推移していた米10年債利回りは、NYタイムに一時1.52%台まで低下したが、利回りの低下度合いに比べるとドル/円の下値は堅かったとも言える。NYダウ平均が史上最高値を更新するなど米国株が値上がりする中、対豪ドルなどでリスクオンの円売りが優勢だったためだ。
ドル/円は、引き続き下落余地があると見るが、週末を控えてショートカバーも入りやすく、下押しするにしても緩やかなピッチになりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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