目次
▼7日(水)の為替相場
(1):ユーロ圏サービス業PMI 上方修正へ
(2):米2月貿易収支 赤字額は過去最大
(3):英ワクチン懸念拡大でポンド重い
(4):FOMC議事録公表でドルやや強含む
7日(水)の為替相場
期間:7日(水)午前6時10分~8日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):ユーロ圏サービス業PMI 上方修正へ
ユーロ圏3月サービス業PMI・改定値は49.6と速報値(48.8)から上方修正された。オランダ中銀のクノット総裁は「7-9月期にパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を段階的に縮小し、予定通りに2022年3月に終了させる事が可能だ」「今年7-12月にユーロ圏経済の堅調な回復を予想する十分な理由がある」などと発言した。
(2):米2月貿易収支 赤字額は過去最大
米2月貿易収支は711億ドルの赤字。赤字額は過去最大に達し、市場予想(-705億ドル)を小幅に上回った。
(3):英ワクチン懸念拡大でポンド重い
前日に続き、ユーロ売り・ポンド買いの既存ポジションを巻き戻す動きが強まった。ユーロ/ポンドの上昇に連れてユーロ/円が強含んだ一方、ポンド/円は弱含んだ。欧州医薬品庁(EMA)の高官が、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンと血栓症の発症に関連性があるとの考えを示した事もポンドの重しとなった模様。
(4):FOMC議事録公表でドルやや強含む
米連邦公開市場委員会(FOMC)は3月会合の議事録を公表。「最大雇用と物価安定に向け一段と顕著な進展が実現するにはしばらく時間がかかる公算が大きい」などと慎重な姿勢を示した一方、「債券利回りの上昇は景気見通しの改善を反映」として、長期金利の上昇は静観する構えを示した。このFOMC議事録を受けて米長期金利が持ち直したためドルはやや強含んだ。
7日(水)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:109円台後半中心の値動き
昨日のドル/円は、世界的に株価や国債利回りが小動きとなる中、109円台後半でもみ合う展開。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録は「支援策の引き揚げを検討できるほど状況が改善するまでにはしばらく時間がかかる」などとするハト派的な内容であったが、市場の反応は薄かった。
米国景気の早期回復を見込んだドル買いには一巡感もあるが、ドル売りに転じる材料は見当たらないのが現状であろう。110円台前半では戻り売りが強まりやすい半面、109円台前半では押し目買いが入る公算が大きい。本日も109円台後半を中心とする値動きが続きそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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