目次
▼25日(木)の為替相場
(1):日経平均上げ幅拡大 クロス円上昇
(2):米失業申請 約1年ぶりの水準に改善
(3):米10年債利回り上昇 ドル高進行
25日(木)の為替相場
期間:25日(木)午前6時10分~26日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):日経平均上げ幅拡大 クロス円上昇
高寄り後は伸び悩んでいた日経平均株価が前引けに向けて上げ幅を拡大すると、豪ドル/円を中心にクロス円が上昇。ドル/円は、対豪ドルなどでリスクオンのドル売りが優勢となった影響から伸び悩んだ。なお、黒田日銀総裁は「2%成長の目標達成には時間がかかるため、当面は上昇投資信託(ETF)の買い入れを必要に応じて継続する」と改めて表明した。
(2):米失業申請 約1年ぶりの水準に改善
米新規失業保険申請件数は68.4万件と市場予想(73.0万件)を下回り、約1年ぶりの水準に改善した。米10-12月期国内総生産(GDP)・確定値は前期比年率+4.3%と改定値(+4.1%)から上方修正された。
(3):米10年債利回り上昇 ドル高進行
米7年債入札が不調に終わると、一時1.60%を割り込んでいた米10年債利回りが1.64%前後まで上昇。これに連れてドル/円は109.24円前後まで上値を伸ばした。バイデン米大統領が「就任100日までに米国内で2億回の新型コロナウイルスワクチン接種を目指す」と表明した事もドルを支援した。ワクチン接種の進捗が鈍いユーロ圏との対比でユーロ安・ドル高が進行する中、ユーロ/円の上値は重かった。
25日(木)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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本日の見通し
ドル/円の見通し:年初来高値更新なるか
昨日のドル/円は109円台を回復。米国景気の回復期待などからドル買いが優勢となり、NY市場では米株高と米長期金利上昇を支えに109.24円前後まで上昇した。
本日は、15日に付けた年初来高値109.36円前後の上抜けを窺う展開となる可能性があろう。仮に上抜けすれば一気に109円台後半へと上伸する事も考えられる。ただ、第1四半期末を控えた3月最後の金曜日とあって、持ち高調整の動きが出やすい点には注意が必要だろう。このところのドル高はユーロの下落によるところが大きい事から、ユーロ/ドル相場の動きにも注意したい。また、米長期金利への影響が大きいと想定される米2月個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)の結果にも注目しておきたい。
注目の経済指標
注目のイベント
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