目次
▼24日(水)の為替相場
(1):英2月CPI鈍化 PPIは堅調
(2):独PMI好結果もユーロ買い一時的
(3):英3月PMI良好 ポンド続伸
(4):米耐久財受注 予想に反して減少
(5):米株軟調 クロス円軒並み下落
24日(水)の為替相場
期間:24日(水)午前6時10分~25日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):英2月CPI鈍化 PPIは堅調
英2月消費者物価指数は前月比+0.1%、前年比+0.4%と予想(+0.5%、+0.8%)を下回る伸びに留まった。一方、英2月生産者物価指数は前月比+0.6%、前年比+2.6%と予想通りの伸びとなった。
(2):独PMI好結果もユーロ買い一時的
独3月製造業PMI・速報値は66.6と、予想(60.5)を上回り、過去最高を記録した。独3月サービス業PMI・速報値も50.8と、予想(46.5)を上回り、6カ月ぶりに景況拡大/縮小の分岐点である50.0を上回った。その後に発表されたユーロ圏3月製造業PMI・速報値は62.4(予想57.6)、同サービス業PMI・速報値は48.8(予想46.0)であった。ただ、これらを受けたユーロ買いは一時的だった。ドイツが前日に発表したイースター休暇中のロックダウン(都市封鎖)計画を撤回するなど、域内で新型コロナウイルス感染拡大を巡る混乱が続いている事が重しとなった模様。
(3):英3月PMI良好 ポンド続伸
英3月製造業PMI・速報値は57.9と予想(55.0)を上回り、同サービス業PMI・速報値も56.8と予想(51.0)を上回った。
(4):米耐久財受注 予想に反して減少
米2月耐久財受注は前月比-1.1%と予想(+0.5%)に反して減少。輸送用機器を除いた受注も前月比-0.9%と予想外の落ち込みとなった(予想+0.5%)。
(5):米株軟調 クロス円軒並み下落
ハイテク株主導でS&P500が下げに転じると、NYダウ平均も上げ幅を失った。こうした中、クロス円は軒並み下落した。リスク回避の流れでドルは全般的に強含んだが、米国債が買われた(金利低下)ため、ドル/円では小幅にドル安に振れた。
24日(水)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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- ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
本日の見通し
ドル/円の見通し:上値重い展開続く
昨日のドル/円は小幅高。前日に続き108.40円台で下げ渋ると、その後108.95円前後まで反発した。ただ、109円付近では上値が重く、米長期金利が低下に転じる中、前日比約0.1%高の108.72円前後で取引を終えた。
3月末まで残り1週間を切り、市場の動意が薄れつつある事を考えると、ドル/円は108円台を中心に上値の重い展開が続く公算が大きい。なお、米大手金融機関によると、第1四半期末にあたる3月末に向けて、投資家から大規模な米株売り・米債買いのリバランス(投資資金再分配)が出る可能性があるとの事。株安はリスク回避のドル買いと円買いに繋がりやすい一方、債券高(金利低下)はドル売りを促しやすい。ドル/円にとっては小幅ながらも下落要因となるだろう。
注目の経済指標
注目のイベント
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