目次
▼8日(月)の為替相場
(1):米追加経済対策案成立へ 円売り優勢
(2):独1月鉱工業 予想超える落ち込み
(3):イエレン氏 インフレ懸念一蹴
8日(月)の為替相場
期間:8日(月)午前7時00分~9日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):米追加経済対策案成立へ 円売り優勢
前週末6日、米上院はバイデン大統領が掲げる1.9兆ドル規模の新型コロナウイルス追加経済対策法案を民主党議員の賛成のみで可決。9日には下院で採決が行われ、法案が成立する見通しとなった。これを受けて取引開始からリスク選好の円売りが優勢となった。
(2):独1月鉱工業 予想超える落ち込み
欧州市場に入るとユーロ売り・ドル買いの流れが再開。独1月鉱工業生産が前月比-2.5%と予想(-0.4%)を超える落ち込みとなった事もユーロの重しとなった。
(3):イエレン氏 インフレ懸念一蹴
イエレン米財務長官は、バイデン政権が大規模な経済対策を打つ事でインフレ圧力が急激に強まる懸念があるとの質問に対し、「そうした状況が起きるとは思わない」と回答。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前のインフレは「高過ぎるどころかむしろ低過ぎた」と述べた。また、追加経済対策により米国は来年に「完全雇用」に復帰するはずだとの見解を示した。レモンド米商務長官はドル安を支持するかとの質問に対し、「しない」と回答。「イエレン財務長官はこの件に関する専門家だ。強いドルは米国のためになる」と述べた。
8日(月)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:109円台窺う
昨日のドル/円は、108.94円前後まで続伸して9か月ぶりの高値を付けた。米長期金利の上昇が続き、ドル買いの流れを後押しした。バイデン米大統領が掲げる1.9兆ドル規模の追加経済対策の成立が近い事に加え、本日から11日にかけて米国債入札が行われる事もあって米長期金利は上昇しやすい地合いのようだ。
ドル/円も109円台の回復を窺う展開が見込まれる。ただ、急ピッチの上昇に過熱感が一段と強まっている点には注意が必要だ。日足RSI(相対力指数)は、短期中期ともに買われ過ぎとされる75%を大幅に上回っている。スピード調整の可能性も念頭に置いておくべきだろう。
注目の経済指標
注目のイベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。