目次
▼4日(木)の為替相場
(1):豪12月貿易収支 予想を下回る
(2):BOE マイナス金利早期導入否定
(3):米失業申請 3週連続で減少
(4):米株高や長期金利上昇でドル強含む
4日(木)の為替相場
期間:4日(木)午前7時10分~5日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪12月貿易収支 予想を下回る
豪12月貿易収支は67.85億豪ドルの黒字となり、輸出の伸び悩みを背景に黒字額は予想(87.50億豪ドル)を下回った。
(2):BOE マイナス金利早期導入否定
英中銀(BOE)は予想通りに政策金利(0.10%)と資産買い入れプログラム(8950億ポンド)の据え置きを全会一致で決定。注目のマイナス金利については、導入が近いとのシグナルとして受け止められるべきではないと強調した上で、必要な場合に導入できるよう準備を開始することが適切だとの結論に達したと説明した。また、市中銀行への聞き取り調査を基に、マイナス金利導入には口座や住宅ローンを修正する対応策に最低6カ月必要になると発表。ベイリー総裁は会見で「こうした決定や行動から金融政策委員会(MPC)の将来の行動を読み取ろうとすべきではないと言いたい」として、市場がマイナス金利の導入を過度に織り込む事をけん制した。これを受けてポンドは上昇した。
(3):米失業申請 3週連続で減少
米新規失業保険申請件数は77.9万件と予想(83.0万件)を下回り、前週(81.2万件)から改善。3週連続で減少して昨年11月以来の低水準となった。
(4):米株高や長期金利上昇でドル強含む
コロナ禍からの米景気回復期待が高まり米国株が続伸。S&P500とナスダックは過去最高値を更新した。米長期金利の上昇も相まってドルが強含む中でドル/円は堅調に推移。一方、クロス円はマイナス金利観測が後退したポンド/円以外は、ストレートドルの下落が重しとなり上値が重かった。
4日(木)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:200日線の攻防に注目
昨日のドル/円は105円台半ばへと続伸。米国の景気回復期待や財政支出拡大観測を背景に米長期金利が上昇する中、昨年11月11日以来の高値となる105.57円前後までドル高が進んだ。本日は、米1月雇用統計に注目が集まっており、米景気回復期待とドル高の流れを後押しできるかが焦点となる。なお、市場予想は非農業部門雇用者数が10.5万人増、失業率が6.7%となっている。
ドル/円は終値で200日移動平均線(105.59円前後)を上回れば来週以降の続伸期待が高まりそうだ。反対に、下回って終われば来週以降も200日移動平均線が上値抵抗として意識される事になろう。本日のドル/円は、米1月雇用統計の結果とともに200日移動平均線を巡る攻防に注目したい。
注目の経済指標
注目のイベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。