目次
▼28日(木)の為替相場
(1):中国市場不安定 豪ドル/円下げ幅拡大
(2):独1月CPI 予想を上回る伸び
(3):米20年GDP 74年ぶりの落ち込み幅
(4):米株反発 ドル売り優勢
28日(木)の為替相場
期間:28日(木)午前7時10分~29日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国市場不安定 豪ドル/円下げ幅拡大
中国短期金融市場で金利が上昇した他、中国株が大幅に下落するなど、旧正月を2週間後に控えて中国市場が不安定化。日本株の下落を受けて弱含んでいた豪ドル/円は下げ幅を拡大した。
(2):独1月CPI 予想を上回る伸び
独1月消費者物価指数・速報値は前月比+0.8%、前年比+1.0%と予想(+0.4%、+0.7%)を上回る伸びとなった。
(3):米20年GDP 74年ぶりの落ち込み幅
米10-12月期国内総生産(GDP)・速報値は前期比年率+4.0%となり、市場予想(+4.2%)に届かなかった。個人消費の伸びが+2.5%に留まった事(予想+3.1%)が響いた。なお、2020年通年のGDPは前年比-3.5%と、1946年以来の大幅な落ち込みとなった。同時に発表された米新規失業保険申請件数は84.7万件と予想(87.5万件)を下回り、前週(91.4万件)から改善した。
(4):米株反発 ドル売り優勢
前日に大幅安となった米国株が反発する中、リスク回避の動きが後退。ドル売りが優勢となり、ドル/円が小幅に反落した一方、クロス円はストレートドルにつれて強含んだ。
28日(木)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
- ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
- ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
本日の見通し
ドル/円の見通し:値動き限定
昨日のドル/円は104.46円前後まで上昇して月初来高値を更新。ただ、NY市場では米国株が反発する中、一時104.10円台に押し戻されるなど上値が重かった。米国株の反発でリスク回避ムードは緩んだものの、同時にリスク回避のドル買いも収束した格好。
こうした中で本日のドル/円は動きが鈍りそうだ。週末・月末で動意は限られる公算が大きく、昨日超えられなかった104.50円の節目を突破するのは困難だろう。一方で、103円台ではショートカバーが入りやすいと見られ、20日移動平均線(103.73円前後)を割り込む事も考えにくい。
注目の経済指標
注目のイベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。