目次
▼26日(火)の為替相場
(1):英失業率悪化 失業保険申請は低下
(2):IMF経済見通し 米国は大幅引き上げ
(3):米消費者信頼感 底堅い消費者心理
(4):ECB ユーロ高の原因を分析開始
26日(火)の為替相場
期間:26日(火)午前7時10分~27日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):英失業率悪化 失業保険申請は低下
英12月失業率は7.4%(前月7.3%)、同失業保険申請件数は0.70万件(前月3.81万件)であった。なお、英9-11月ILO失業率は5.0%と予想(5.1%)を下回ったが、前回(4.9%)から上昇した。
(2):IMF経済見通し 米国は大幅引き上げ
国際通貨基金(IMF)は世界経済見通しを公表。世界の2021年経済成長率予測を+5.5%とし、昨年10月時点の+5.2%から上方修正した。中でも米国の成長率見通しを昨年10月時点の+3.1%から+5.1%へと大幅に引き上げた。一方、ユーロ圏の見通しは+5.2%から+4.2%に引き下げた。なお、日本は+3.1%(昨年10月+2.3%)とした。
(3):米消費者信頼感 底堅い消費者心理
米1月消費者信頼感指数は89.3と予想(89.0)を上回り、前回(87.1)から上昇。コロナ禍にあっても米消費者心理が底堅く推移している事が改めて示された。一方、米1月リッチモンド連銀製造業指数は14と予想(19)を下回った。
(4):ECB ユーロ高の原因を分析開始
欧州中銀(ECB)の政策当局者らは、新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以降のユーロ高をより深く分析する事で合意したと一部メディアが報じた。米市場金利が上昇したにも関わらずドルが下落(ユーロが上昇)しており、金融政策の違いが為替レートに与える影響を調査するとの事。これを受けてユーロは下落する場面があった。
26日(火)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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本日の見通し
ドル/円の見通し:FRB議長会見に注目
昨日のドル/円は103円台後半で弱持ち合いの展開。103.83円前後まで小幅に上昇する場面もあったが、NY市場ではドル売りが優勢となり103.56円前後まで弱含んだ。本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策発表を行うとあって、アジアから欧州市場にかけては小幅な値動きが続きそうだ。
今回のFOMCでは政策金利(0.00-0.25%)や資産買い入れ(月1200億ドル)を据え置く可能性が高く、声明にも大きな変更はないと見られている。それだけに、市場の関心は28時半からのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見に集まっている。パウエルFRB議長は今月14日の講演で、資産買い入れの縮小(テーパリング)について「今は出口について話す時ではない」と述べて早期の開始を否定した。本日の会見でも、金融緩和の出口に対する慎重な姿勢を示す公算が大きいだろう。米長期金利の低下が見られればドルの重しになりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。