シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ドル/円
円ネットロング4年3カ月ぶりの高水準
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットロング変動見られず
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング4年3カ月ぶりの高水準】
1月5日時点で円のポジションはドルに対して5.0万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートに比べ、ロングの積み増し具合がやや大きかったため、ネットロングは約4年3カ月ぶりの高水準に膨らんだ。
期間中のドル/円相場はドル全面安の中、約10カ月ぶりに102.59円前後まで下値を切り下げる展開。
バイデン政権の政策運営を左右する米ジョージア州の上院決選投票が5日に控えていたにもかかわらず投機筋はドルの先安感(円の先高観)を強めていたようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロングは横ばい】
1月5日時点でユーロのポジションはドルに対して14.3万枚の買い越し(ネットロング)。
ユーロロング・ショート、いずれも小規模のポジションが積み増しされた結果、ネットロングは前週からほぼ変動がなかった。
期間中のユーロ/ドル相場は1.230ドル台の上値の重さが目立ったが、底堅さも維持。
方向感を見出しづらい局面だっただけに、様子見姿勢を強めていた模様。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング変動見られず】
1月5日時点でポンドのポジションはドルに対して0.4万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング・ショートともに大きな増減がなかったため、ネットロングは前週からほぼ横ばい。
欧州株の堅調推移などを眺めて、ドル売りが優勢となる中、ポンド/ドル相場は2018年5月以来となる1.37ドル台をつけた。
ただ、新型コロナウイルスの変異株が拡大する中、英国が5日から3度目のロックダウンを実施するなど英経済の先行き不透明感が広がった時期だけに、投機筋も様子見に徹するのが賢明と考えた様子。
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IMMポジション
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