「2021年はクロス円上昇か?資源国通貨買いの円売りに妙味」マット今井のトレードアイディア 2021年1月8日

マット今井のトレードアイディア

皆様、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 昨年は新型コロナウイルスに世界中が振り回される1年となってしまいましたが、今年はコロナウイルスを撲滅できることを心より願っています。

 さて、現在世界各国で新型コロナウイルスの感染が拡大し続けているにも関わらず、株式市場は上昇を続けています。これは、歴史的な財政と金融の緩和によるバブル相場となっていることは説明する必要はないと思います。端的に言えば、この流れはまだまだ続きそうだということです。

 バブル相場になるとどうなるかということですが、多くの市場関係者が今年はドル安相場になると予想しています。特にアメリカの主要な金融機関は軒並みドル安を予想しています。しかし、バブル相場になるとドル安になるという理屈は正直ピンときません。一部では、ドルの金利が低いためにドルキャリートレード、つまりドルを売って他の比較的金利の高い通貨を買うというトレードが主流になってきているという説明をしている人がいますが、まあこれなら多少納得できる部分もあります。しかし、キャリートレードが主流になるのであれば、やはりドルより円だと私は思います。そういう意味においては、今年はクロス円がまだまだ上昇する1年になるのではないでしょうか。これまでもお話しているとおり、特に有効だと思われるのは、資源国通貨買いの円売り。例えば、豪ドルなどだと思います。

 最後にドル/円ですが、これはなかなか方向が読めない、というより方向感が出てこないのではないかと考えています。というのは、円安傾向の中でドル円においてドル安・円高がドンドン進んでいくというのも違和感がありますし、一方でドル/円でドルが上昇していくというイメージもなかなか持ちにくいからです。

ドル/円 日足ドル円_日足

豪ドル/円 日足豪ドル円_日足

【インタビュー】

imai.jpg 株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、議員活動と経済アナリスト活動で、超多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。現在、ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチの有料メールマガジン「ザイFX!プレミアム配信 with 今井 雅人」にて為替予測などを鋭意配信中。
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