目次
▼14日(月)の為替相場
(1):英EU交渉継続で合意 ポンド買い強まる
(2):日銀短観 前回からマイナス幅縮小
(3):ユーロ圏鉱工業 予想を上回る
(4):ドル/円反発 ロンフィクに向けドル買い観測も
(5):日米で追加金融政策報道 ドル円は反応薄
14日(月)の為替相場
期間:14日(月)午前7時00分~15日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):英EU交渉継続で合意 ポンド買い強まる
前日13日に行われたジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長の協議では、英国と欧州連合(EU)の通商交渉について妥決に向けた動きには至らなかったが、期限としていたこの日以降も交渉を継続する事で合意。決裂を不安視していた市場はオープンと同時にポンド買いの動きを強めた。なお、その後EUのバルニエ首席交渉官は「あらゆる手を尽くして交渉を成功させる事が我々の責務。向こう数日間が重要だ」と述べた。
(2):日銀短観 前回からマイナス幅縮小
12月日銀短観は大企業製造業DIが-10と市場予想(-15)を上回り、前回9月(-27)からマイナス幅が縮小。大企業非製造業DIも-5と予想(-7)を上回り前回(-12)から改善した。
(3):ユーロ圏鉱工業 予想を上回る
ユーロ圏10月鉱工業生産は前月比+2.1%と市場予想(+2.0%)をやや上回った。
(4):ドル/円反発 ロンフィクに向けドル買い観測も
ドル/円が103.50円を割り込まなかった事や、ユーロ/ドルが4日に付けた1.21773ドルを超えられなかった事から、ドルを買い戻す動きが強まった。ロンドン16時(日本時間25時)のロンドン・フィキシングに向けてドル買いが入ったとの観測もあった。ドル/円は104.10円前後まで反発。ユーロ/円はユーロ/ドルの下落で伸び悩んだが、ドル買いが一巡すると126.50円台を回復した。
(5):日米で追加金融政策報道 ドル円は反応薄
「日銀は企業の資金繰り支援を半年程度延長する方針」とする報道や、「米連邦公開市場委員会(FOMC)は債券購入で新たなガイダンスを示す可能性」とするエコノミスト調査の結果が伝わったが、ドル/円が特に反応を見せなかった。
14日(月)の株・債券・商品市場
外為注文情報
本日の見通し
ドル/円の見通し:104.00円前後中心のレンジ
昨日のドル/円は、一時103.51円前後まで下落して11月9日以来の安値を更新。103.65円前後の下値支持を割り込んだ事で下げ足を速めるかに見えたが、売りが一巡すると買い戻しの動きが強まり、ほぼ横這いの104.00円台で取引を終えた。日足は下ヒゲの長い「十字線」となり、下げ止まりを示唆。改めて103円台での買い意欲の強さを示した格好だ。
とはいえ、104円台半ばには戻り売りが控えていると見られ、反発余地も限られよう。103.50のサポートと104.50円のレジスタンスに挟まれて、短期的に値動きが鈍りそうだ。本日は104.00円前後を中心とする小幅なレンジでもみ合う展開が見込まれる。
注目の経済指標
注目のイベント
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