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「猛烈なリスクオン相場!大統領はどちらになってもリスクオン!?」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

今週月曜日は全市場で大幅な上昇を記録しました。 米・ファイザーなどの新型コロナワクチン90%以上の予防効果ありという報道により、世界全体が安堵感に包まれました。これにより、全ての市場でリスクオン! ダウ先物価格は場中に一瞬3万ドルをつけ、日経平均も29年ぶりの高値圏など、市場は活況に沸きました。コモディティも高いです。

為替市場はというと、クロス円の上昇が目立ちます。 ポンド円、ユーロ円、豪ドル円などなど、軒並み大幅上昇です。 本日は前回コラムでもご紹介した豪ドル中心にみていこうと思います。

目次

▼バイデン大統領誕生を織り込みにいく
▼豪ドル円は下降トレンドラインを突破!
▼ドル安相場も想定してオジドル(豪ドル米ドル)もロングを!

バイデン大統領誕生を織り込みにいく

市場はバイデン米政権誕生を織り込みつつあります。 個人的にはドル円も比較的上昇目線でもいるのですが、バイデン大統領誕生+ブルーウェーブ(さらに上院・下院を民主党が過半数獲得すると)が確定的となると、さすがにドル円は下がるかもしれません。

この場合はドル安となりやすいため、ドル円よりもオジドルなどの他通貨ペアのほうに妙味があるでしょう。

今後年末までの相場のポイントは2つです。 ・ワクチン誕生により、コロナショック後好景気に沸く(グローバル緩和をしすぎた恩恵)
・バイデン大統領誕生により、対中国制裁への緩和期待

上記が大きなテーマとなって金融市場は織り込みにいくでしょう。 まずワクチンの開発による、新型コロナ蔓延打撃を負った経済の回復を世界全体は本格的に織り込みに向かうはずです。 この場合、当コラムでも何度かお伝えしているように、豪ドルなどのコモディティ通貨高です。 大規模なグローバル緩和→コモディティ価格上昇→豪ドル高、のシナリオです オーストラリア経済は鉄鉱石と石炭に大きく依存をしており、世界的なインフレ経済では豪ドル高が目立ってくるでしょう。

本日は豪ドル円とオジドルのチャート分析でスイングトレードを狙ってみたいと思います。

豪ドル円は下降トレンドラインを突破!

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豪ドル円日足です。 大きく下降トレンドラインを上方向に抜けてきまして、RCIの形状も良好です。 RCI26が中央線を突破して陽転し、RCI52も-80から回復を始めております。

このRCI26と52がそれぞれ重要ラインを同時に超えてくるタイミングが重なると、上昇トレンドの勢いが重なるパターンは多いです。今回はテクニカルカル的なタイミングはかなり良好です。ロングでついていく戦略前提に買い増しのタイミングを4時間足で狙いたいと思います。

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豪ドル円4時間足です。足押し目買いを狙うなら、76.25付近に引けるサポートラインをバックに買い指値注文でしょうか。 もう少し引きつけるなら76.00円付近手前に買い指値注文。 この二つのポイントに注目したいと思います。

ただし、まだ勢いが強くRCI26と52がすでに+80以上で推移をしておりますので、押し目が浅いパターンにもなりかねません。 既存のロングポジション量と相談し、浅い押し目でいくなら76.50手前から拾っても良いかもしれません。78円〜80円を今月は徐々に目指していくイメージでじっくりスイングトレードしたいと思います。

ドル安相場も想定してオジドル(豪ドル米ドル)もロングを!

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お次にオジドル日足チャートです。 正直、ドル円が下がる場合、豪ドル円ロングよりオジドルのほうに収益性は高いです。 このパターンになる可能性もあるので、オジドルのロングも同時持ちしながらトレードしたいと思います。

オジドルのサポートラインは0.7240付近です。またキリよく0.7250の節目も控えていることから、僕と似たような戦略を練っているプレイヤーはこのあたりから買い指値注文を入れているでしょう。 ここから拾っていくイメージをもってトレードしていきたいと思います。 先週はオジドルのロングを持っておりませんでしたので、これから追加注文で拾っていきたいと思います。

もうひとつポジティブ要因を追記するならば、バイデン米大統領誕生と共に、米中関係が緩和期待されれば、豪中関係改善期待も向上するでしょう。尚更豪ドル高に期待が持てます。 オジドルは年末までに0.75-0.80方向も見据えて豪ドル円と同じくロングトレードです。

リスクオン経済で、直近のファンダメンタルズを考慮すると、新型コロナが再拡大している欧州通貨は買い辛く、ドルも強く買えません。 消去法で、やはり豪ドルトレードに注目が徐々に集まっていくように感じます。リスクオントレード中心、豪ドルロングは少し遠い距離を見据えたトレードを実施していく予定です。


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。