目次
▼29日(火)の為替相場
(1): 豪大手銀、豪時期利下げ予想を後ろ倒しへ修正
(2):独消費者物価(HICP) 2015年1月以来の低水準
(3):米9月CPI 6年ぶりの低水準から大幅反発
(4):マイナス金利導入観測後退で一時ポンド買い
29日(火)の為替相場
期間:29日(火)午前6時10分~30日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1): 豪大手銀、豪時期利下げ予想を後ろ倒しへ修正
アジア株が総じて堅調に推移する中、豪ドル/円も強含みで推移。豪大手銀が、豪中銀(RBA)の利下げ時期の予想を10月から11月に後ずれさせた事も支えになった模様。
(2):独消費者物価(HICP) 2015年1月以来の低水準
独9月消費者物価指数・速報値は前月比-0.2%、前年比-0.2%と予想(-0.1%、±0.0%)を下回った。欧州連合(EU)基準の消費者物価指数は前年比-0.4%と2015年1月以来の落ち込み幅となった。
(3):米9月CPI 6年ぶりの低水準から大幅反発
米9月消費者信頼感指数は101.8と市場予想(90.0)を上回り、約6年ぶりの低水準だった前回(86.3)から大幅に上昇した。
(4):マイナス金利導入観測後退で一時ポンド買い
英中銀(BOE)のベイリー総裁が「マイナス金利導入の是非はまだ判断していない」「マイナス金利が銀行システムにもたらす課題について、英中銀は現実的に認識している」などと発言すると一時ポンドが上昇した。ただ、英国とEUの通商交渉について「英国が新たな合意案提示もEUは依然不満」「今週が最後の交渉ラウンド、詰めの作業に週末に入る公算小さい」などとする関係者の発言が伝わるとポンドは上げ幅を失った。
29日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報
ドル/円の見通し:
米大統領選討論会に注目集まる
昨日のドル/円は小幅な値動きながらも緩やかに値を上げて、2週間ぶりに一時105.73円前後まで上昇した。なお、NY市場の値幅は20銭弱に留まっており、日本時間30日10時に始まる米大統領選候補者討論会を前に様子見ムードが支配的だった。討論会ではトランプ氏と民主党候補のバイデン氏が初めて直接対決を行い、その様子は世界にテレビ放映される。
討論会は、(1)両候補の歩み(2)連邦最高裁判所(3)新型コロナウイルス(4)経済(5)人種と暴力(6)選挙の正当性、の6テーマについて15分ずつ計90分間行われる。市場が注目するのはやはり経済に関する討論であろう。
一般的に、減税を柱とするトランプ氏の政策は株式市場にプラスである一方、大規模な法人増税を掲げるバイデン氏の政策はマイナスと考えられている。仮にバイデン氏が優位と評価されれば株安・円高に振れるリスクもありそうだ。
本日及び明朝の注目イベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。