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「FOMCは23年の金利予測に注目」 外為トゥデイ 2020年9月16日号

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目次

▼15日(火)の為替相場
(1):RBA議事録公表 追加緩和言及せず
(2):英失業率 前回から上昇
(3):独・ユーロ圏ZEW期待指数 ともに上昇
(4):ドル/円続落 米鉱工業は予想を下回る

▼15日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
105.00-20円の攻防に注目

▼本日の注目イベント

15日(火)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200916092511p:plain期間:15日(火)午前6時10分~16日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA議事録公表 追加緩和言及せず

豪中銀(RBA)は9月1日に開いた理事会の議事録を公表。「完全雇用とインフレに進展あるまで金利を引き上げない方針を確認」「国内の景気低迷は当初の予想ほど深刻化せず」「超緩和的アプローチを必要とされる限り維持」などとした。声明に沿った内容でサプライズはなかったが、喫緊の追加緩和の必要性を示さなかったとの見方から豪ドルに買い戻しが入った。その後、中国8月鉱工業生産は前年比+5.6%、同小売売上高は前年比+0.5%となり、いずれも予想(+5.1%、±0.0%)を上回った。

(2):英失業率 前回から上昇

英8月失業率は7.6%、同新規失業保険申請件数は7.37万人増であった(前回:7.4%、6.99万人増)。また、英5-7月ILO失業率は4.1%と予想通り。英5-7月週平均賃金は前年比-1.0%と予想(-1.3%)ほどには減少しなかった。

(3):独・ユーロ圏ZEW期待指数 ともに上昇

独9月ZEW景況感調査は期待指数が77.4と予想(69.5)に反して前回(71.5)から上昇。ユーロ圏9月ZEW期待指数も73.9と前回(64.0)から上昇した。

(4):ドル/円続落 米鉱工業は予想を下回る

ドル/円は、下値支持と見られていた節目の105.50円を下抜けて105.30円台へと続落。クロス円もドル/円に連れて上げ幅を縮小した。ユーロ/円は、ユーロ/ドルが1.19000ドル付近で頭打ちとなり反落した事も相まって、124.70円台まで下値を拡大した。なお、米8月鉱工業生産は前月比+0.4%と予想(+1.0%)を下回ったが、7月分が前月比+3.0%から+3.5%へと上方修正された。

15日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
105.00-20円の攻防に注目

昨日のドル/円は105円台前半へと下落した。一時105.81円前後まで強含んだが、その後はドル売りが優勢となり、NY市場序盤には105.30円前後まで下値を切り下げた。米連邦公開市場委員会(FOMC)は、ハト派スタンスを強める事はあっても弱める事はないとの観測がドルの重しになっているようだ。

FOMCは、本日発表する政策金利見通しのドットチャートで、2023年までゼロ金利政策を維持する方針を示すとの見方が多い。FOMC後には、105.00-20円のサポート下抜けを狙ったドル売り・円買いが強まる可能性もある。もっとも、為替相場では「期待で売って事実で買い戻す」というケースも少なくない。105.00-20円のサポートが機能すれば105円台後半へ反発してもおかしくないだろう。いずれにしても、105.00-20円の攻防がポイントになりそうだ。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200916083440p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。