目次
▼14日(月)の為替相場
(1):自民総裁選は菅氏圧勝 円反応せず
(2):ユーロ圏鉱工業 予想を僅かに下回る
(3):ドル円 月初来安値更新
(4):英議会「国内市場法案」の本格審議へ
14日(月)の為替相場
期間:14日(月)午前7時00分~15日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):自民総裁選は菅氏圧勝 円反応せず
安倍首相の後任を選ぶ自民党総裁選挙で、前評判通りに菅官房長官が圧勝。その後、菅新総裁は「安倍首相の取組を継承し進める」と改めて表明した。なお、日本経済新聞は麻生財務相は新内閣でも財務相に留任する見込みと報じた。いずれも円相場に反応は見られなかった。
(2):ユーロ圏鉱工業 予想を僅かに下回る
ユーロ圏7月鉱工業生産は前月比+4.1%と、予想(+4.2%)を僅かに下回った。ただ、6月分は前月比+9.1%から+9.5%へと上方修正された。
(3):ドル円 月初来安値更新
翌日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)で、連邦準備制度理事会(FRB)がハト派姿勢を維持するとの見方からドル売りが強まると、ドル/円はその後105.55円前後まで下落して月初来安値を更新した。米国株が上昇して始まった事も、リスクオンのドル売りを誘発。クロス円はドル/円の下落に連れて弱含んだが、ストレートドルの上昇に支えられて下げは緩やかだった
(4):英議会「国内市場法案」の本格審議へ
NY市場終盤はポンド売りが優勢。英議会では、欧州連合(EU)と結んだ離脱協定の一部を無効化する「国内市場法案」の審議が始まった。なお、その後英議会は同法案の基本方針を巡り採決を行い賛成多数で可決。本格審議に進むことになった。
14日(月)の株・債券・商品市場&外為注文情報
ドル/円の見通し:
105円台の攻防がポイント
昨日のドル/円は終値ベースで約0.4%下落。NY市場序盤にドル安の流れが強まると、2週間ぶりに105.55円前後まで下落した。その後は105.70円台へと小戻しており、節目の105.50円がひとまずサポートになったようだ。昨日のドル安については、米国株の上昇を受けて安全通貨としての需要が後退したとの見方や、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、持ち高調整の売りが強まったとの見方が出ていた。
本日のドル/円は、改めて105円台の攻防がポイントになりそうだ。105円台半ばから前半にかけては、年金基金などを筆頭に本邦勢のドル買いニーズが強いとされる。5・10日のドル需要も踏まえれば、東京市場では底堅く推移する公算が大きい。ドル売りが再開するとすれば欧米市場になるだろう。ただ、8月以降の強力な下値支持である105.10-20円の水準をブレイクするのは難しそうだ。
本日の注目イベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。