シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング前週から減少
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットロングは前週から横ばい
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング小幅に増加】
9月1日時点で円のポジションはドルに対して3.0万枚の買い越し(ネットロング)。
小幅に積み上がったロングに対し、ショートが取り崩された事で、ネットロングは前週から0.6枚増加。
期間中のドル/円はFRBによる低金利政策の長期化観測や安倍首相の辞任表明で一時105.20円台まで下落したが、その後は106円台を回復するなど下げ渋った。
そうした中にあっても、投機筋はドル/円の先安観を一段と強めた格好で、ドル安観測の根強さが窺える。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング前週から減少】
9月1日時点でユーロのポジションはドルに対して19.7万枚の買い越し(ネットロング)。
ポジションを積み増したショートに対し、ロングが大きくポジションを取り崩した事で、ネットロングは前週から1.5万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場は米低金利政策の長期化観測でドル安が進行する中、2018年5月以来となる1.20ドル台まで上伸。
ただ、前週時点で過去最大級にまでユーロの買い持ちが積み上がっていた事から、投機筋はひとまず目標達成として、利益確定売りに動いたと考えられる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロングは前週から横ばい】
9月1日時点でポンドのポジションはドルに対して0.6万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング・ショートがいずれも小規模のポジションが積み増しされた結果、ネットロングは前週からほぼ変動がなかった。
期間中のポンド/ドル相場はドル安主導で1.34ドル台まで上昇すると年初来高値を更新。
ただ、投機筋の間ではポンドの先行きに強弱感が対立している模様。
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IMMポジション
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