レポートが身近になれば為替がもっと面白くなる。
「為替ドリル」で為替相場の知識を楽しく学びましょう!
1問目「米中対立激化でドル/円とクロス円はどうなる?」
2問目「NZ中銀が量的緩和を拡大するとNZドルと豪ドルはどうなる?」
3問目「米国債入札不調と超大手企業起債でドル/円はどうなる?」
1問目「米中対立激化でドル/円とクロス円はどうなる?」
テーマは「米中対立」です。
画像の□に入る言葉を下の囲みから選んでください。
ヒント:ドル/円の上昇は円売り、ストレート/ドルの下落はドル以外の他通貨売りですね
・
・
・
では答えです!
答えは方向感が出なかったでした!
ポイント
ドルや円は安全通貨とみなされているため、リスクオン、リスクオフともに同じ方向に動く事がよくあります。
そのためドル/円の値動きは限られることが多いのですが、今回は「ドル」に軍配があがったようです。
なお、ユーロ/ドルやポンド/ドルといったストレートドルは下落(ドル買い/ユーロ・ポンド売り)していましたが、円もドルに対して売られた事から(ドル買い/円売り)結果的にクロス円の値動きは限定されました。
値動きの解説
下の図では値動きの図解をしています。
図のようにドルが強すぎる(あるいは弱すぎる)とクロス円が綱引き状態になって方向感が出にくくなります。
ドルが主役の相場はストレートドルのほうがわかりやすいかもしれません。
2問目「NZ中銀が量的緩和を拡大するとNZドルと豪ドルはどうなる?」
テーマは「NZ中銀金融政策」です。
画像の□に入る言葉を下の囲みから選んでください。
ヒント:金融引き締めは通貨上昇要因です。では緩和は?
・
・
・
では答えです!
答えは①下落/②連れ安でした!
ポイント
量的緩和とは景気や物価の下支え、金融市場の安定を図るために市場に供給する「資金の量を増やす」政策となりますが、資金の量を増やすという事は流通する通貨が増える(お金が溢れる)事から、結果的にその通貨の価値が下がる(通貨安)傾向にあります。
なお、NZ中銀の量的緩和拡大の発表をうけ、隣国通貨の豪ドルにも影響を与える事となりました。
3問目「米国債入札不調と超大手企業起債で米長期金利とドル/円はどうなる?」
テーマは「米長期金利」です。
画像の□に入る言葉を下の囲みから選んでください。
ヒント:入札不調ということは国債があまり買われなかったということですね
・
・
・
では答えです!
答えは①上昇/②上値を伸ばしたでした!
ポイント
当たり前ですが、資産は金利の高いものがより有利!
それは通貨も同じで、金利が高い通貨に資金が向かいやすく(買われやすく)なります。
「金利上昇→その国の通貨が上昇」、「金利低下→その国の通貨は下落」といった具合に双方は相関関係があります。
基本をしっかり押さえておきましょう。