目次
▼18日(火)の為替相場
(1):RBA議事録 追加緩和必要なしとの見解
(2):米指標高水準もドル反応薄
(3):ドル安加速 ドル/円月初来安値更新
(4):豪ドル/円 株睨みで神経質な動き
18日(火)の為替相場
期間:18日(火)午前6時10分~19日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):RBA議事録 追加緩和必要なしとの見解
豪中銀(RBA)は4日に開いた理事会の議事録を公表。「景気下降は予想されたほど深刻でなく、豪州の大部分の地域で回復が進行中だが、ビクトリア州での新型コロナウイルス感染拡大が経済に重大な影響を与えており、回復ペースは予想より緩慢になる可能性が高い」との認識を改めて示した。また、メンバーは「現状では政策パッケージを調整する必要がない」と再確認する一方、「状況の展開を引き続き評価し、正当な理由があれば現行パッケージを調整する可能性を排除しない」点でも一致した事も明らかになった。
(2):米指標高水準もドル反応薄
米7月住宅着工件数は年率換算149.6万件と市場予想(124.5万件)を大幅に上回った。同建設許可件数も149.5万件と高水準を記録した(予想:132.6万件)。しかし、ドルの反応は小さかった。
(3):ドル安加速 ドル/円月初来安値更新
特段の材料はなかったが、ユーロ/ドル相場が今月6日の高値を上抜けた事で上げ幅を拡大する中、他通貨に対してもドル安が加速。ドル/円は105.28円前後まで下落して月初来安値を更新した。ユーロ/ドルとともに上昇していたユーロ/円は、ドル/円の下落が重しとなり失速した。ポンド/円もポンド/ドルの上昇につれ高した後は伸び悩んだ。
(4):豪ドル/円 株睨みで神経質な動き
ドル安・豪ドル高の影響で一時76.50円台に上昇していた豪ドル/円は、NYダウ平均が高寄り後に反落すると76.10円台まで下落するなど、株価睨みで神経質に上下した。
18日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報
ドル/円の見通し:
105円の攻防
昨日のドル/円は終値ベースで約0.6%下落。ドル安の流れが続く中、NY市場では月初来安値となる105.28円前後まで下値を拡大した。なお、ドルの総合的な価値を示すドルインデックスは2018年5月以来の水準に低下している。
本日は、米20年債入札と米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録に注目。これらを受けて米長期金利が低下すればドル/円は105円台割れを試す可能性があろう。一方、105円ちょうど付近には本邦勢を中心に押し目買いオーダーが並んでいるとの観測もある。105円台前半で下げ止まる動きが見られれば、短期筋のショートカバー主導で106円台を回復する目も出てこよう。
本日の注目イベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。