目次
▼6日(木)の為替相場
(1):BOE政策据え置き ポンド買い優勢
(2):米失業申請 予想を下回り改善
(3):トランプ氏 景気支援策発令を計画
6日(木)の為替相場
期間:6日(木)午前6時10分~7日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):BOE政策据え置き ポンド買い優勢
英中銀(BOE)は大方の予想通りに政策金利(0.10%)と資産買い入れプログラム(7450億ポンド)の据え置きを全会一致で決定。同時に公表した金融政策報告書では、2年後にインフレ率が目標の2%に戻るとの想定に基づいた経済見通しを披露。市場は、現時点でBOEが追加緩和の必要性を認めていないと受け止め、ポンド買いが優勢となった。なお、ベイリーBOE総裁もその後の会見で「(マイナス金利は)政策手段のひとつだが現時点で使うつもりはない」と述べた。
(2):米失業申請 予想を下回り改善
米新規失業保険申請件数は118.6万件と市場予想(140.0万件)を下回り、前週(143.5万件)から改善した。新型コロナウイルス感染再拡大による申請増加への懸念があったと見られ、ドルは発表直後にやや上昇したが買いは続かなかった。
(3):トランプ氏 景気支援策発令を計画
米国株が引けにかけて上げ幅を拡大する中、豪ドル/円が上昇。BOEの発表を受けて先んじて上昇していたポンド/円や、それにつれ高していたユーロ/円は伸び悩んだ。ドル/円はリスク選好の円売りとドル売りが交錯したため小動きだった。なお、トランプ米大統領が7日か8日にも給与減税などの支援策をまとめた大統領令に署名する計画を明らかにした事がリスク志向の上昇に繋がった。
6日(木)の株・債券・商品市場&外為注文情報
ドル/円の見通し:
神経質な相場展開に
昨日のドル/円は終値ベースでほぼ横ばい。105円台半ばを中心にもみ合う展開となり、値動きは方向感に乏しかった。市場の関心は本日の米7月雇用統計と、米国の新型コロナ追加経済対策を巡る協議に向かっている。
米7月雇用統計は非農業部門雇用者数で148.0万人の増加が見込まれており、失業率は10.6%への低下が予想されている。米追加経済対策については、失業給付上乗せ措置などの支援策が失効する中、ホワイトハウスと野党・民主党の協議が続いている。上院共和党の中には7日(本日)が交渉期限との見方もある。本日のドル/円は米国の雇用統計と追加経済対策を手掛かりに神経質な相場展開となりそうだ。
本日の注目イベント
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