目次
▼28日(火)の為替相場
(1):NY金先物反落でドル買い戻し
(2):FRB 緊急資金支援を年末まで延長
(3):米消費者信頼感 予想を下回る
28日(火)の為替相場
期間:28日(火)午前6時10分~29日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):NY金先物反落でドル買い戻し
NY金先物が1オンス=2000ドルの市場最高値を付けた達成感から反落すると、ドルを買い戻す動きが強まりドル/円は105.69円前後まで上昇した。クロス円はドル/円の上昇とユーロ/ドルなどのストレートドルの下落に挟まれて小動きとなった。
(2):FRB 緊急資金支援を年末まで延長
米連邦準備制度理事会(FRB)は、新型ウイルスパンデミック危機対応策の一環で創設した緊急融資プログラムの期限を12月末まで3カ月延長すると発表。FRBは声明で「3カ月の延長は、潜在的な利用者の計画作りを促し、引き続きプログラムが経済回復を支えるのを確実にする」とした。
(3):米消費者信頼感 予想を下回る
米7月消費者信頼感指数は92.6と市場予想(95.0)を下回り、前回(98.3)から低下。新型コロナウイルスの感染拡大が消費者心理を抑制した。消費者信頼感指数発表直前に105円台を割り込んでいたドル/円は、発表後に104.959円まで下落したのちやや持ち直した。
28日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報
ドル/円の見通し:
FOMC後の動きに注目
昨日のドル/円は4日続落となり、約4カ月半ぶりに一時105円台を割り込んだ。東京市場ではドル売りの巻き戻しが入り105.68円前後まで上昇する場面もあったが、欧米市場では円買い主導で104.96円前後まで反落した。クローズにかけては下げ渋ったが105円台前半で戻りは鈍かった。
なお、本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策発表を行う。追加緩和などの措置はないと見られるが、米経済を支えるためにあらゆる手段を活用するとの姿勢を改めて示す公算が大きい。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が米経済の先行きに厳しい見方を示せばドル売りが再燃する可能性もある。明確に105円台を割り込めば101円台まではメドらしいメドが見当たらないだけに、FOMCからクローズまでの数時間の動きに注目したい。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。