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「新型コロナワクチン開発報道過熱でリスクオンなるか!?」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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先週末から市場がリスクオンをさらに織り込みはじめております。
きっかけは、中国製薬会社、シノバック・バイオテック社のワクチンが今月中にブラジルにて、最終臨床実験が行われることとなりました。
すでに前回の治験で感染者の90%程度がウィルス中和の確認がされており、十分ワクチンとして機能しているようです。
またすでにシノバック社は中国国内にてワクチン製造工場の建設をはじめており、世界最速での量産体制を整えはじめております。
中国の建設スピードは恐ろしく早いので、来月にはこの工場が完成している可能性があります。
ブラジルでの実証実験を例に、やはり結局中国がこの世界もリードしそうです。

これらを織り込み始めたのが中国株です。先週後半から大幅上昇を演じ、世界の株式市場を牽引しました。
ワクチンは予防薬のため、人々がこれらの摂取を受けられるようになれば、経済活動も従来通りに戻ります。
従来通りの経済活動に戻る時間が早まれば、今回のグローバル緩和したマネーは世界中の株式市場に流れ込むでしょう。

この期待から、リスクオン相場に早々に回帰するのではないかと考えました。
先週のコラムはリスクオフ目線での記事でしたが、早速で申し訳ないのですが、再びリスクオン目線に切り替えようと思います。

目次

▼ユーロ高を狙う戦略
▼やはり逆行3週間はレンジ相場だった!

ユーロ高を狙う戦略

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ユーロドル週足です。
一昨年の高値から直近安値までフィボナッチを引いてみました。ボトム圏では、トレンド相場に対して、高値と安値を同時に更新しており、トレンドの最終局面ではよく見られる現象です。

今回は2年間の下落相場を得て、上昇トレンドに反転を示唆するシグナルと仮説を立てて買いトレードを狙います。

ワクチンのニュースがちらほら出てきており、徐々に世界各国からも遅れてグッドニュースが流れてくると思われます。
その場合は、やはりリスクオンでしょう。
クロス円上昇や、ドル円を除いた、ドルストレートのクロス買いで反応をはじめそうです。

今回のコロナショック相場は、全ての投資対象物から一度ドルに戻る動きが散見されました。
これらの宙に浮いた資本が再び投資先を求めて動き出しますので、それぞれの国々にまた資本が回帰するはずです。
それらを考慮すると、ユーロドルやポンドドル、オージドルなどの上昇に期待が持てるのではないでしょうか。

やはり逆行3週間はレンジ相場だった!

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具体的なエントリーポイントをみていきましょう、4時間足です。

現在はレンジ相場となっており、今週前半は上昇、昨日は下落と為替市場はまだこれらのリスクオンを明確に織り込んでおりません。
1.1350を突破してきますと、新しいトレンドの発生になりそうです。

水星逆行中はレンジ相場になりやすい、と以前のコラムでもご紹介しましたが、見事直近3週間、このようなレンジ相場になっていることがお分かりいただけるでしょうか?

水星逆行は12日の日曜までですので、動き出すなら来週と見ております。
今のレベルでは正直まだレンジ相場なので、打診買い程度にとどめ、週明けからポジションを取るのも一つだと思っております。

押し目買いレベルはもちろん、レンジの下限です。ただし、まだ100pipsも下値に余地があることと、1.12台にてサポートが引けるポイントはいくつもあるので、これらを考慮して現在水準から買い下がりで良いと考えております。
RCI26と52も横方向を向いており、方向感が乏しいです。
はっきりとしたシグナル発生には時間がかかりそうなので、やはり買い下がる前提のぼんやりしたイメージで現状はまだ良いと思われます。

ポジション構築後、ターゲットは1.1350超えを最低条件に、フィボナッチの半値戻しである1.1590を最終ターゲットとしてイメージを持っております。


【レベルアップセッション】


【先週のコラム】


【インタビュー】


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。