目次
▼6日(月)の為替相場
(1):アジア株上昇 円売り優勢
(2):ユーロ圏小売 前月から急回復
(3):米ISM非製造業 コロナ前水準へ
6日(月)の為替相場
期間:6日(月)午前7時00分~7日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):アジア株上昇 円売り優勢
小じっかりで始まった日本株が上げ幅を拡大。中国本土株(上海、深圳)も景気回復期待から大幅高でスタートする中、リスク選好の円売りが優勢となり、ドル円やクロス円は上昇した。なお、中国本土株は5%を超える大幅高でクローズした他、中国人民元は、対ドルで約4カ月ぶりの高値を付けた。
(2):ユーロ圏小売 前月から急回復
ユーロ圏5月小売売上高は前月比+17.8%と予想(+15.0%)を上回り、前月(-12.1%)の落ち込みから急回復した。
(3):米ISM非製造業 コロナ前水準へ
米6月ISM非製造業景況指数は57.1と、市場予想(50.2)を大幅に上回り、コロナ・ショック前である2月以来の水準に上昇した。これを受けて、当初はドルが小幅に買われたが、米国株の上げ幅拡大に伴いドル売りへと転換した。クロス円は、ドル/円とストレートドル(ユーロ/ドル、豪ドル/米ドルなど)の動きに影響されて小幅ながらも不規則に変動した。
6日(月)の株・債券・商品市場&外為注文情報
ドル/円の見通し:
方向感出にくい
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%未満の小幅安。世界的に株価が上昇する中、東京市場では円売りが先行し107.70円台まで上昇したが、NY市場ではドル売りが優勢となり107.20円台まで弱含んだ。リスク選好地合いの中で円売りとドル売りが綱引きした格好。世界レベルで景気回復期待とコロナ第2波懸念が交錯しているため、リスク選好地合いの持続性については不透明感も残る。
ただ、たとえ株価が反動安で下落する展開となっても、今度はリスク回避のドル買いと円買いが交錯する公算が大きく、いずれにしてもドル/円は方向感が出にくいと考えられる。直近のレンジである106-108円のセンターライン(107.00円)に接近した事で、ますます値動きが細る可能性もありそうだ。
本日及び明朝の注目イベント
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