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「円売りとドル売りの綱引きに」 外為トゥデイ 2020年7月7日号

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目次

▼6日(月)の為替相場
(1):アジア株上昇 円売り優勢
(2):ユーロ圏小売 前月から急回復
(3):米ISM非製造業 コロナ前水準へ

▼6日(月)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
方向感出にくい

▼本日及び明朝の注目イベント

6日(月)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200707092706p:plain期間:6日(月)午前7時00分~7日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):アジア株上昇 円売り優勢

小じっかりで始まった日本株が上げ幅を拡大。中国本土株(上海、深圳)も景気回復期待から大幅高でスタートする中、リスク選好の円売りが優勢となり、ドル円やクロス円は上昇した。なお、中国本土株は5%を超える大幅高でクローズした他、中国人民元は、対ドルで約4カ月ぶりの高値を付けた。

(2):ユーロ圏小売 前月から急回復

ユーロ圏5月小売売上高は前月比+17.8%と予想(+15.0%)を上回り、前月(-12.1%)の落ち込みから急回復した。

(3):米ISM非製造業 コロナ前水準へ

米6月ISM非製造業景況指数は57.1と、市場予想(50.2)を大幅に上回り、コロナ・ショック前である2月以来の水準に上昇した。これを受けて、当初はドルが小幅に買われたが、米国株の上げ幅拡大に伴いドル売りへと転換した。クロス円は、ドル/円とストレートドル(ユーロ/ドル、豪ドル/米ドルなど)の動きに影響されて小幅ながらも不規則に変動した。

6日(月)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
方向感出にくい

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%未満の小幅安。世界的に株価が上昇する中、東京市場では円売りが先行し107.70円台まで上昇したが、NY市場ではドル売りが優勢となり107.20円台まで弱含んだ。リスク選好地合いの中で円売りとドル売りが綱引きした格好。世界レベルで景気回復期待とコロナ第2波懸念が交錯しているため、リスク選好地合いの持続性については不透明感も残る。

ただ、たとえ株価が反動安で下落する展開となっても、今度はリスク回避のドル買いと円買いが交錯する公算が大きく、いずれにしてもドル/円は方向感が出にくいと考えられる。直近のレンジである106-108円のセンターライン(107.00円)に接近した事で、ますます値動きが細る可能性もありそうだ。

本日及び明朝の注目イベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。