目次
▼24日(水)の為替相場
(1):独Ifo 期待指数4カ月ぶり高水準
(2):IMF 世界経済の見通し下方修正
(3):コロナ第2波懸念で株安・ドル高
(4):米東部3州 来訪者を隔離要請
24日(水)の為替相場
期間:24日(水)午前6時10分~25日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):独Ifo 期待指数4カ月ぶり高水準
独6月Ifo企業景況感指数は86.2と市場予想(85.0)を上回り前月(79.7)から上昇した。内訳の期待指数は91.4と4カ月ぶりの高水準を記録した。
(2):IMF 世界経済の見通し下方修正
国際通貨基金(IMF)は世界経済見通しを発表。2020年世界経済の成長率見通しを-4.9%(4月時点-3.0%)へと引き下げ、2021年も+5.4%へ(4月時点+5.8%)に下方修正した。
(3):コロナ第2波懸念で株安・ドル高
新型コロナウイルス第2波への懸念などから安く始まった米国株が下げ幅を拡大するとリスク回避のドル買いが優勢となりドル/円が上昇。クロス円はストレートドルの下落が重しとなり上値が重かった。米国が仏、独、英、スペインからの輸入に新たな関税賦課の検討に入った事もドル高を支援した。
(4):米東部3州 来訪者を隔離要請
米カリフォルニア州で新型コロナウイルスの新規感染者が7149人に上り、1日あたりとしては過去最多を記録。一方、NY州など東部3州は、新型コロナ感染が急増している地域から移動してくる人に14日間の自己隔離を義務付ける事を決めた。米国の景気回復期待が萎む中、安全通貨のドルが続伸するとドル/円は107円台を回復した。
24日(水)の株・債券・商品市場&外為注文情報
ドル/円の見通し:
107.00円挟んでもみ合う展開
昨日のドル/円は終値ベースで約0.5%上昇した。前日とは流れが一転してNY市場でリスク回避のドル高が進行。新型コロナウイルス感染第2波への懸念から米国株が下落する中、107.00円台へと上昇した。前日安値(106.07円前後)からほぼ1円反発した事でひとまず底入れしたと見て良さそうだ。
とはいえ、107.50-60円前後には上値抵抗があり、ソフトバンクグループの米株売却に伴う円転観測などがくすぶる中ではこの水準を超えて上伸するのは難しいだろう。本日のドル/円は107.00円を挟んでもみ合う展開となりそうだ。
本日の注目イベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。