シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットショート大幅減少
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロングに転じる】
3月10日時点で円のポジションはドルに対して0.8万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングが積み増しされるとともに、ショートが大幅に取り崩されたため、5カ月ぶりにネットポジションがロングに転じた。
期間中は原油や主要国株価の暴落、米長期金利が過去最低を記録など不安心理が広がる中で、安全資産である「円」に資金が流入。
ドル/円相場は101.10円台まで急落して2016年9月以来の安値を更新するなど、円が急騰した局面だけに、ショート勢は撤退を余儀なくされた模様。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットショート大幅減少】
3月10日時点でユーロのポジションはドルに対して1.3万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートが大きくポジションを縮小した事で、ネットショートは前週から7.4万枚の大幅減を記録。
期間中のユーロ/ドルは昨年1月以来となる1.149ドル台までユーロ買い・ドル売りが加速。
前週に続き、この上昇は投機筋のショートカバーおよびロスカットによる公算が大きいと考えられる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドポジション縮小の動き】
3月10日時点でポンドのポジションはドルに対して2.6万枚の買い越し(ネットロング)。
ポンドロング・ショートいずれもポジションが減少したが、ロングの取り崩しがやや大きかったため、ネットロングは前週から0.9万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場は約1カ月半ぶり高値をつけたかと思えば、翌日には大きく下落と、「円」と「ユーロ」同様に不安定な値動きとなった。
11日の英財務相予算演説を前に投機筋はポジション縮小に動いたと考えられる。
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IMMポジション
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