目次
▼27日(木)の為替相場
(1):トランプ米大統領、新型ウイルス対策費に関する補正予算案を提出
(2):豪民間設備投資は4期連続で減少
(3):ジョンソン英政権はEU離脱後の将来関係に関するEUとの交渉方針を公表
(4):米10-12月期GDPは速報値から修正なし
(5):NYダウ平均、一日の下落幅が過去最大
27日(木)の為替相場
期間:27日(木)午前7時10分~28日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):トランプ米大統領、新型ウイルス対策費に関する補正予算案を提出
トランプ米大統領は新型コロナウイルスについて記者会見を行い「米国内の流行拡大は避けられない事ではない」と述べ、対策責任者にペンス副大統領を任命した。また、対策費として25億ドル以上を確保する補正予算案を連邦議会に提出。トランプ氏は「議会がもっと出すというのなら必要なだけ使う」とした。
(2):豪民間設備投資は4期連続で減少
豪10-12月期民間設備投資は前期比-2.8%と市場予想(+0.4%)を下回り4期連続での減少となった。
(3):ジョンソン英政権はEU離脱後の将来関係に関するEUとの交渉方針を公表
ジョンソン英政権は、欧州連合(EU)離脱後の将来関係に関するEUとの交渉方針を正式に公表。「交渉が進展しない場合に6月末の時点で英国の関心を(EUとの)交渉から遠ざけ、秩序ある状態で移行期間を終了するための国内準備にのみ焦点を当てるべきか決定する」とした。
(4):米10-12月期GDPは速報値から修正なし
米10-12月期国内総生産(GDP)・改定値は、予想通りに速報値から修正なしの前期比年率+2.1%となった。また同個人消費は+1.7%と予想通りに速報値(+1.8%)から下方修正された。同時に発表された米1月耐久財受注は前月比-0.2%と予想(-1.5%)ほどには落ち込まなかった。なお、変動の大きい輸送用機器を除いた受注額は+0.9%と予想(+0.2%)を上回った。
(5):NYダウ平均、一日の下落幅が過去最大
米国株がクローズにかけて下げ幅を拡大。NYダウ平均の下げ幅は1200ドルに迫り、一日の下落幅としては過去最大となった。これを受けて円買いが優勢となった。
27日(木)の株・債権・商品市場&外為注文情報
※債権市場はinvesting.comを参照しています。
ドル/円の見通し:ドル/円、株安警戒モード
昨日のドル/円は新型コロナウイルスを巡る懸念が強まる中、NY市場終盤に今月10日以来の安値となる109.61円前後まで下落。 世界的な株安の流れが止まらず、NYダウ平均は1200ドル近く値を下げて過去最大の下げ幅を記録した。ドル/円は、今朝の取引開始直後に一時109.30円台まで下落しており、下値支持と見られていた週足の一目均衡表の雲上限や13週移動平均線が位置する109円台半ばを下抜けた。
週末を控えて主要国株価の続落リスクが警戒される中、ドル/円は本日も下値を探る展開になりやすいと見る。 下値メドは心理的節目の109.00円および、26週移動平均線が通る108.86円前後となろう。仮に株価が下げ止まればドル/円も持ち直しが見込めるが、地合い的に積極的な買いは期待しづらく、110円台に乗せれば戻り売りが強まりそうだ。
本日の注目イベント
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