目次
▼28日(火)の為替相場
(1):WHOテドロス事務局長「冷静な対応を」
(2):武漢市に滞在歴のない日本人男性 新型コロナウイルスに感染
(3):米12月耐久財受注 予想を大幅に上回る伸び
(4):米1月消費者信頼感指数 5カ月ぶりの水準に上昇
(5):米アップル社10-12月期決算 過去最高を記録
28日(火)の為替相場
(1):WHOテドロス事務局長「冷静な対応を」
中国メディアによると、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、中国には新型コロナウイルスの感染を管理・抑制できる力があると確信していると述べたとの事。また、事務局長は中国当局との会合で、中国政府の感染対策を支持すると表明。現在中国にいる外国人の退避は推奨しないとし、冷静な対応を呼びかけた。
(2):武漢市に滞在歴のない日本人男性 新型コロナウイルスに感染
厚生労働省は、中国湖北省武漢市に滞在歴のない日本人男性が新型コロナウイルスに感染している事が確認されたと発表。感染拡大への懸念が強まり、リスク回避の円買いが優勢となった。
(3):米12月耐久財受注 予想を大幅に上回る伸び
米12月耐久財受注は前月比+2.4%と予想(+0.3%)を大幅に上回る伸びとなった。ただ、変動の大きい輸送用機器を除いた受注額は前月比-0.1%と予想(+0.3%)に反して減少した。
(4):米1月消費者信頼感指数 5カ月ぶりの水準に上昇
米1月消費者信頼感指数は131.6と5カ月ぶりの水準に上昇。市場予想(128.0)も上回った。労働市場に対する消費者の楽観姿勢が浮き彫りとなり、個人消費の拡大が期待される調査内容となった。
(5):米アップル社10-12月期決算 過去最高を記録
米アップル社が発表した10-12月期決算は、売上高、純利益が過去最高を記録。①などで新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が緩む中、円売りに傾いた。
28日(火)の株・債権・商品市場&外為注文情報
ドル/円の見通し:
市場の関心はひとまずFOMCへ
昨日のドル/円は、終値ベースで約0.2%上昇した。中国で発生した新型肺炎の感染拡大によるリスク回避の円買いが一巡。NY市場では米経済指標の好結果もあって109.20円前後まで反発した。新型肺炎の感染拡大は続いており、リスクが著しく低下したとは言えないものの、市場の関心はひとまず米連邦公開市場委員会(FOMC)に向かいそうだ。FOMCでは政策金利(1.50-1.75%)の変更はまずないと見られ、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見が焦点となろう。
その他、米アップル社が昨日発表した10-12月期決算は、売上高、純利益ともに過去最高を記録しており、世界の株式市場への好影響が期待される。一方で、本日から取引が再開となる香港株が、新型肺炎リスクをどう消化するのか注目しておきたい。