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「ドル/円、イベント待ち」 外為トゥデイ 2019年12月10日号

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(1)
日本7-9月期国内総生産(GDP)・二次速報は前期比年率+1.8%と、一次速報(+0.2%)から大幅に上方修正され、市場予想(+0.6%)も大幅に上回った。

(2)
英調査会社You Govが前週末に発表した政党支持率に関する世論調査は、与党保守党が最大野党労働党に10ポイントの差をつけてトップを維持。他の調査ではリードが14ポイントに広がったものもあった。保守党が選挙で過半数議席を獲れば2020年1月末に英国が欧州連合(EU)から混乱なく離脱できるとの期待でポンドが上昇。なお、対ユーロでは2年7か月ぶりの高値(ユーロ/ポンドの安値)を更新した。

(3)
パーデュー米農務長官が「15日に対中関税が発動されるとは考えていない、何らかの撤回があるだろう」との見方を示した事を受けて小幅に円が売られた。その後、トランプ米大統領が「中国との通商合意の詰めは順調に進んでいる」と発言したが、市場はこれには無反応だった。

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ドル/円の見通し

 昨日のドル/円は、108円台半ばで小幅な値動き。週後半の重要イベントを前に取引手控えムードが広がった。明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を皮切りに、12日には欧州中銀(ECB)理事会および英総選挙が行われる。また、15日には米国による対中関税の発動が予定されており、これを回避できるかどうかに市場の関心が集まっている。

 本日も、そうした状況に変わりなさそうだ。関税問題などで米中通商協議に関する新たな情報が出てこなければ、ドル/円は108円台半ばを中心とした狭いレンジでの取引が続く公算が大きい。なお、昨日は米農務長官が、15日の対中関税発動について「何らかの撤回があるだろう」と楽観的な見方を示したがドル/円は強い反応を示さなかった。関税発動までの残り日数が限られる中、市場は「観測」ではなく「事実」を待っていると見られる。

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