レポートが身近になれば為替がもっと面白くなる。
「為替ドリル」で為替相場の知識を楽しく学びましょう!
1問目「英総選挙の世論調査でポンドはどうなる?」
2問目「英中銀(BOE)議事録でポンドはどうなる?」
3問目「香港人権法案の成立で円はどうなる?」
1問目「英総選挙の世論調査でポンドはどうなる?」
テーマは「英総選挙(Brexitが争点)」です。
画像の□に入る言葉を下の囲みから選んでください。
ヒント:保守党は円滑に(混乱なく、穏便に)離脱したいと考えています
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では答えです!
答えは①ポンド高/②ポンド安でした!
ポイント
英国が合意ありのEU離脱を実現するためには、保守党の離脱協定案についてEUはもちろん英国議会で同意を得る必要があります。
スムーズに同意を得るためには与党・保守党が過半数を獲得することが必須。
そのため保守党優勢→合意あり離脱→ポンド高(劣勢の場合は逆)となります。
2問目「英中銀(BOE)議事録でポンドはどうなる?」
テーマは「BOE議事録」です。
画像の□に入る言葉を下の囲みから選んでください。
ヒント:経済回復を後押しする金融政策とは「引き締め」?それとも「緩和」?
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では答えです!
答えは売りでした!
ポイント
英中銀(BOE)が政策金利の発表に合わせて議事録とインフレレポートを公表し、その後にカーニー総裁が会見を行うビッグイベントは「スーパー・サーズデー」と呼ばれます。
金融政策が現状維持のときは議事録・会見などで示される政策スタンスが特に重要になりますが、このときは遠回しに追加緩和を示唆したことがポンド売りの引き金になりました。
3問目「香港人権法案の成立で円はどうなる?」
テーマは「香港人権法案」です。
画像の□に入る言葉を下の囲みから選んでください。
ヒント:懸念=リスクオフだから円は買われる?それとも売られる?
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では答えです!
答えは①円買い/②上げでした!
ポイント
「香港人権・民主主義法案」は抑圧に関わった中国の当局者への制裁を可能にするものです。
ただし、単に人道的な施策ではなく中国に対するけん制の意味を込めた外交カードで、米国はこの法案をちらつかせて協議を有利に進めようとしました。
その後、米大統領の署名で法案は成立しましたが、中国側がどのような報復を実施するのかよく注意する必要があります。