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その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
11月29日(金)米ドル/カナダドル
基調
上値模索
目先の注目材料
・11/29 カナダ7-9月期GDP
・主要国株価、国際商品価格
加GDPは大幅減速の見通し
本日は、カナダで7-9月期国内総生産(GDP)が発表される。
カナダ中銀(BOC)は10月末の金融政策決定会合で、2020年のインフレ見通しと成長率見通しを引き下げるとともに、声明で政策スタンスをややハト派寄りにシフトさせた。
カナダ景気は比較的好調と見られていただけに市場にとって驚きは大きく、これをきっかけにカナダドルは対米ドルで下落基調に転じた。
本日のカナダ7-9月期GDPの市場予想は前期比年率+1.3%となっており、4-6月期の+3.7%から大きく鈍化する見通し。
米国の7-9月期GDPが速報値から+2.1%に上方修正され、4-6月期の+2.0%から小幅とはいえ加速したのとは対照的だ。
仮にカナダ7-9月期GDPが予想を下回れば、BOCの利下げ観測を絡めて米ドル高・カナダドル安が加速する可能性もある。
なお、米ドル/カナダドル相場のチャート上の上値メドは月初来高値の1.3327カナダドル前後であり、これを抜ければ米ドル高・カナダドル安に弾みが付きそうだ。
一方、下値支持は1.3250カナダドル前後と考えられる。
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